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2026年11月13日、新薬16製品が薬価収載される予定です!
注目は、免疫チェックポイント阻害薬で初めての皮下注製剤となるキイジェクト配合皮下注(ペムブロリズマブ/ベラヒアルロニダーゼ アルファ)で、ピーク時の予測販売金額は754億円と今回の最高額です。
また、週1回の在宅自己注射が可能となるレケンビ皮下注250mgペン(レカネマブ)も収載されますね。
そして、8月・10月と2回連続で収載が見送られていたエトカマ(カミゼストラント)も、今回ようやく収載されます!
その他、費用対効果評価を踏まえた価格調整も了承され、2027年2月1日より薬価がダウンする薬剤(ケサンラ)もありました…。

2026年11月13日:薬価収載予定の新薬一覧
2026年11月13日に薬価収載された新薬一覧は以下の通りです。
| 製品名 (一般名) | 規格 | 薬価 | 効能・効果 (簡略) |
| エキスコプリ錠 (セノバメート) | 12.5mg1錠 50mg1錠 100mg1錠 200mg1錠 | 129.60円 345.20円 563.50円 919.80円 | てんかん部分発作 |
| イコタイド錠 (イコトロキンラ) | 200mg1錠 | 5,930.40円 | 乾癬 |
| エトカマ錠 (カミゼストラント) | 75mg1錠 | 55,103.60円 | ESR1遺伝子変異の乳がん |
| オジェンダ錠/ドライシロップ (トボラフェニブ) | 100mg1錠 300mg1瓶 | 299,851.40円 990,880.40円 | BRAF遺伝子異常の 低悪性度神経膠腫 |
| モデーソカプセル (ドルダビプロン) | 125mg1カプセル | 439,549.20円 | びまん性正中膠腫 |
| オラデオ顆粒分包 (ベロトラルスタット) | 72mg1包 96mg1包 108mg1包 132mg1包 | 81,651.00円 108,868.00円 122,476.50円 149,693.50円 | 遺伝性血管性浮腫 (小児) |
| ビエプチ点滴静注 (エプチネズマブ) | 100mg1mL1瓶 | 116,508円 | 片頭痛発作の 発症抑制 |
| レケンビ皮下注ペン (レカネマブ) | 250mg1.25mL1キット | 27,141円 | アルツハイマー病 |
| オンスイク注ミリオペン (インスリン エフシトラ アルファ) | 1,500単位1キット | 7,071円 | 2型糖尿病 |
| シービーパック 持続的血液浄化液 (人工透析液) | 2,000mL1キット | 1,687円 | 持続的血液浄化療法の 補充液・透析液 |
| ガミファント点滴静注液 (エマパルマブ) | 50mg10mL1瓶 | 2,249,071円 | sJIA・成人発症スチル病に 伴うMAS |
| スキリージ皮下注シリンジ (リサンキズマブ) | 55mg0.37mL1筒 | 191,593円 | 乾癬(小児) |
| エラヒア点滴静注 (ミルベツキシマブ ソラブタンシン) | 100mg20mL1瓶 | 502,832円 | FRα陽性卵巣がん |
| キイジェクト配合皮下注 (ペムブロリズマブ/ ベラヒアルロニダーゼ アルファ) | 395mg2.4mL1瓶 790mg4.8mL1瓶 | 368,613円 728,172円 | 悪性黒色腫、 非小細胞肺がん 他 |
| キャップバックス筋注シリンジ (21価肺炎球菌結合型ワクチン) | 0.5mL1筒 | 10,507円 | 肺炎球菌感染症の予防 |
| クライジェファ皮下注 (ゲフルリマブ) | 300mg2mL1キット 300mg2mL1筒 | 909,041円 907,922円 | 全身型重症筋無力症 |
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薬価の算定方法
各薬剤の薬価算定方法は2026年11月6日の中医協総会の資料に記載されているため、抜粋してご紹介します。
エキスコプリ錠:類似薬効比較方式(Ⅰ)(ブリィビアクト)
エキスコプリ錠は、同じくてんかん患者の部分発作に使用するブリィビアクト錠(ブリーバラセタム)の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
補正加算はありませんでしたが、外国平均価格との乖離が大きかったことから外国平均価格調整(引き上げ)が行われ、以下の薬価に決定しました。
- ブリィビアクト錠25mg:357.30円(1日薬価:714.60円)
- エキスコプリ錠12.5mg:129.60円
- エキスコプリ錠50mg:345.20円
- エキスコプリ錠100mg:563.50円
- エキスコプリ錠200mg:919.80円(1日薬価:919.80円)

ピーク時の予測販売金額は165億円です(予測本剤投与患者数12万人)。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

エキスコプリ(セノバメート)の作用機序【てんかん】
続きを見る
イコタイド錠:類似薬効比較方式(Ⅰ)(スキリージ)【加算あり】
イコタイド錠は、同じくIL-23を阻害するスキリージ皮下注(リサンキズマブ)の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)で、剤形間比は「類似薬に適当な剤形間比がない:1」とされています。
また、小児加算(A=5%)が加算され、以下の薬価に決定しました。
- スキリージ皮下注150mgシリンジ1mL:474,616円(1日薬価:5,648円)
- イコタイド錠200mg:5,930.40円(1日薬価:5,930.40円)

加算の根拠
- 小児加算:本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。12歳以上の小児に使用できる既収載品が存在し、臨床試験に組み入れられた日本人小児患者が限られていること等を踏まえ、加算率は5%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は263億円です(予測本剤投与患者数1.3万人)。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

イコタイド錠(イコトロキンラ)の作用機序・特徴【乾癬】
続きを見る
エトカマ錠:類似薬効比較方式(Ⅰ)(イムルリオ)
エトカマ錠は、同じくESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性・HER2陰性の乳がんに使用するイムルリオ錠(イムルネストラント)の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
補正加算はなく、以下の薬価に決定しました。
- イムルリオ錠200mg:27,551.80円(1日薬価:55,103.60円)
- エトカマ錠75mg:55,103.60円(1日薬価:55,103.60円)

ピーク時の予測販売金額は335億円です(予測本剤投与患者数2.7千人)。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

エトカマ(カミゼストラント)の作用機序:イムルリオとの違い【乳がん】
続きを見る
オジェンダ錠/ドライシロップ:原価計算方式【加算あり・加算係数ゼロ】
オジェンダの効能・効果に含まれる「BRAF遺伝子変異を有する低悪性度神経膠腫」を適応に有する既収載品としてタフィンラー(ダブラフェニブ)が存在するものの、薬価収載から10年以上が経過していること等から、新薬算定上の最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
有用性加算(Ⅱ)(A=5%)、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)、小児加算(A=5%)の対象でしたが、原価の開示度が低かったため加算係数ゼロとなり、以下の薬価に決定しました。
- オジェンダ錠100mg:299,851.40円
- オジェンダドライシロップ300mg:990,880.40円

加算の根拠
- 有用性加算:本剤では日本人での臨床試験のデータはないものの、海外臨床試験に基づき薬事の評価が行われ、本邦でも実施されうる既存治療を実施しても十分な効果が認められなかった患者において一定の有効性が認められていることから、有用性加算(Ⅱ)(A=5%)を適用することが適当と判断した。
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。
- 小児加算:本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。本剤の有効性の評価は海外試験を元に行われており、臨床試験に日本人患者が組み入れられていないこと等を踏まえ、加算率は5%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は7.3億円です(予測本剤投与患者数13人)。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

オジェンダ(トボラフェニブ)の作用機序【神経膠腫】
続きを見る
モデーソカプセル:原価計算方式【加算あり・加算係数ゼロ】
類似する効能・効果を有する既収載品は存在するものの、「びまん性正中膠腫」という適応を有する既収載品は存在しないことから、新薬算定上の最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
市場性加算(Ⅰ)(A=15%)の対象でしたが、原価の開示度が低かったため加算係数ゼロとなり、以下の薬価に決定しました。
- モデーソカプセル125mg:439,549.20円

加算の根拠
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品であり、小児を主とした患者数の少ない疾患において、成人と小児に対する開発がなされたことも踏まえ、加算率は15%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は75億円です(予測本剤投与患者数151人)。
オラデオ顆粒分包:類似薬効比較方式(Ⅰ)(オラデオカプセル)【加算あり】
オラデオ顆粒分包は、既に承認・販売されているオラデオカプセル150mgの1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)で、剤形間比・規格間比はいずれも「類似薬に適当なものがない:1」とされています。
また、小児加算(A=10%)が加算され、以下の薬価に決定しました。
- オラデオカプセル150mg:74,228.20円(1日薬価:74,228.20円)
- オラデオ顆粒分包72mg:81,651.00円(1日薬価:81,651.00円)
- オラデオ顆粒分包96mg:108,868.00円
- オラデオ顆粒分包108mg:122,476.50円
- オラデオ顆粒分包132mg:149,693.50円

加算の根拠
- 小児加算:本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。本剤は2歳以上12歳未満に使用可能な初の経口剤であるが、臨床試験に日本人の組み入れがないこと等を踏まえ、加算率は10%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は13億円です(予測本剤投与患者数40人)。
作用機序と特徴は以下で解説しています。
-

オラデオ(ベロトラルスタット)の作用機序【遺伝性血管性浮腫(HAE)】
続きを見る
ビエプチ点滴静注:類似薬効比較方式(Ⅱ)
ビエプチ点滴静注は、類似薬効比較方式(Ⅱ)で算定されました。
最類似薬は同じ抗CGRP抗体薬のアジョビ(フレマネズマブ)とされ、過去6年間に薬価収載された薬理作用類似薬のうち最低の1日薬価(1,387円)に合わせられています。
補正加算はなく、以下の薬価に決定しました。
- ビエプチ点滴静注100mg:116,508円(1日薬価:1,387円)

ピーク時の予測販売金額は77億円です(予測本剤投与患者数2.0万人)。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

ビエプチ(エプチネズマブ)の作用機序【片頭痛】
続きを見る
レケンビ皮下注250mgペン:類似薬効比較方式(Ⅰ)(レケンビ点滴静注)
レケンビ皮下注250mgペンは、既に承認・販売されているレケンビ点滴静注200mgの1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
補正加算はありませんが、キット特徴部位の原材料費が加えられ(25,865円→27,141円)、以下の薬価に決定しました。
- レケンビ点滴静注200mg:38,910円(1日薬価:7,390円)
- レケンビ皮下注250mgペン:27,141円(1日薬価:7,755円)

ピーク時の予測販売金額は555億円です(予測本剤投与患者数2.2万人)。
なお、同日の中医協総会にて「保険医が投与することができる注射薬」および「在宅自己注射指導管理料の対象薬剤」に追加することも了承されましたので、薬価収載と同時に在宅での自己注射が可能となります。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

レケンビ(レカネマブ)の作用機序【アルツハイマー型認知症】
続きを見る
オンスイク注ミリオペン:類似薬効比較方式(Ⅱ)
オンスイク注ミリオペンは、類似薬効比較方式(Ⅱ)で算定されました。
最類似薬は週1回投与の基礎インスリン製剤であるアウィクリ(インスリン イコデク)とされ、過去10年間に薬価収載された薬理作用類似薬の平均1日薬価(341円)が用いられています。
補正加算はなく、キット特徴部位の原材料費が加えられ(6,394円→7,071円)、以下の薬価に決定しました。
- オンスイク注ミリオペン総量1500単位:7,071円(1日薬価:377円)
ピーク時の予測販売金額は23億円です(予測本剤投与患者数12万人)。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

オンスイク注(インスリン エフシトラ)の作用機序・特徴【糖尿病】
続きを見る
シービーパック持続的血液浄化液:原価計算方式【加算あり】
既収載品には、持続的血液浄化療法施行時の補充液及び透析液としての適応を有する薬剤はないことから、新薬算定上の最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
有用性加算(Ⅱ)(A=5%)の対象で、加算係数は1.0でした!珍しい!!
結果、加算が満額適用され、以下の薬価に決定しました。
- シービーパック持続的血液浄化液2,000mL1キット:1,687円(加算前:1,606円)

加算の根拠
- 有用性加算:本剤は持続的血液浄化療法に適したカリウム、リンが配合された初めての薬剤であり、従来必要であった電解質の補正が不要となるため医療事故のリスク低減に寄与すると考えられることから、有用性加算(Ⅱ)(A=5%)を適用することが適当と判断した。
ピーク時の予測販売金額は24億円です(予測本剤投与患者数11万人)。
ガミファント点滴静注液:原価計算方式【加算あり・加算係数ゼロ】
ガミファント点滴静注液と同様の効能・効果を有する既収載品はないことから、新薬算定上の最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
市場性加算(Ⅰ)(A=15%)、小児加算(A=5%)の対象でしたが、原価の開示度が低かったため加算係数ゼロとなり、以下の薬価に決定しました。
- ガミファント点滴静注液50mg:2,249,071円
加算の根拠は以下の通りです。
加算の根拠
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。全身型若年性特発性関節炎(sJIA)及び成人発症スチル病に伴うマクロファージ活性化症候群に対する初めての治療薬であることや、臨床試験における日本人の組入れ患者数等を踏まえ、加算率は15%が妥当である。
- 小児加算:本剤は小児に係る効能・効果が明示されていること等から、加算の要件に該当する。本剤は成人に加えて小児においても臨床試験を実施しているものの、sJIAの適応について薬事承認を取得するためには小児で臨床試験を実施する必要があること等を踏まえ、加算率は5%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は35億円です(予測本剤投与患者数48人)。
スキリージ皮下注55mgシリンジ:規格間調整【加算あり】
スキリージ皮下注55mgシリンジ0.37mLは、既に承認・販売されているスキリージ皮下注150mgシリンジ1mLとの規格間調整で算定されました。
規格間調整のみの算定における特例として小児加算(A=10%)が加算され、さらにキット特徴部位の原材料費が加えられて、以下の薬価に決定しました。
- スキリージ皮下注150mgシリンジ1mL:474,616円(1日薬価:5,650円)
- スキリージ皮下注55mgシリンジ0.37mL:191,593円(1日薬価:2,281円)

加算の根拠
- 小児加算:本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。6歳以上の小児に使用できる既収載品は存在するが、既収載品の投与頻度等を踏まえ、加算率は10%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は4.8億円です(予測本剤投与患者数626人)。
作用機序は以下の記事で解説しています。
-

スキリージ皮下注(リサンキズマブ)の作用機序と特徴【乾癬/クローン病】
続きを見る
エラヒア点滴静注:類似薬効比較方式(Ⅰ)(エンハーツ)【加算あり】
エラヒア点滴静注は、同じく抗体薬物複合体(ADC)であるエンハーツ点滴静注用(トラスツズマブ デルクステカン)の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
また、有用性加算(Ⅰ)(A=35%)、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)が加算され(173,390円→251,416円)、さらに外国平均価格(875,945円)との乖離が大きかったことから外国平均価格調整(引き上げ)が行われ、以下の薬価に決定しました。
- エンハーツ点滴静注用100mg:192,652円(1日薬価:24,770円)
- エラヒア点滴静注100mg:502,832円(1日薬価:71,833円)

加算の根拠
- 有用性加算:本剤は葉酸受容体α(FRα)を標的とした新規作用機序医薬品であり、臨床試験において白金系抗悪性腫瘍剤抵抗性の再発卵巣癌の患者に対する有効性が示されていること、卵巣癌患者においてFRα陽性患者の割合は一定程度高く、NCCNガイドラインにおいて本剤による単剤療法が唯一カテゴリー1として推奨されていること等から、有用性加算(Ⅰ)(A=35%)を適用することが適当と判断した。
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。
ピーク時の予測販売金額は33億円です(予測本剤投与患者数313人)。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

エラヒア(ミルベツキシマブ ソラブタンシン)の作用機序【卵巣がん】
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キイジェクト配合皮下注:類似薬効比較方式(Ⅱ)(キイトルーダ)
キイジェクト配合皮下注は、同じ有効成分(ペムブロリズマブ)を含有するキイトルーダ点滴静注(ペムブロリズマブ)を比較薬として算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅱ)で、規格間比にはイミフィンジ点滴静注の規格間比(0.982173)が用いられています。
補正加算はなく、以下の薬価に決定しました。
- キイトルーダ点滴静注100mg:199,462円(1日薬価:18,996円)
- キイジェクト配合皮下注395mg(2.4mL1瓶):368,613円(1日薬価:17,553円)
- キイジェクト配合皮下注790mg(4.8mL1瓶):728,172円

ピーク時の予測販売金額は754億円です(予測本剤投与患者数2.4万人)。
作用機序は以下の記事で解説しています。
-

キイジェクト/キイトルーダ(ペムブロリズマブ)の作用機序【消化器がん/MSI-High固形がん】
続きを見る
キャップバックス筋注シリンジ:原価計算方式【加算あり・加算係数ゼロ】
同様の肺炎球菌ワクチンとしてニューモバックスNPシリンジが薬価収載されているものの、薬価収載から長期間が経過していることから、新薬算定上の最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
小児加算(A=5%)の対象でしたが、原価の開示度が低かったため加算係数ゼロとなり、以下の薬価に決定しました。
- キャップバックス筋注シリンジ0.5mL1筒:10,507円

加算の根拠
- 小児加算:本剤は小児に係る用法・用量が明示されていること等から、加算の要件に該当する。臨床試験における保険給付対象患者に係るデータの取得状況等を踏まえ、加算率は5%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は0.59億円です(予測本剤投与患者数5.6千人)。
クライジェファ皮下注:類似薬効比較方式(Ⅰ)(ユルトミリス)
クライジェファ皮下注は、同じく抗補体C5作用を有するユルトミリスHI点滴静注(ラブリズマブ)の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
補正加算はなく、キット特徴部位の原材料費が加えられ(907,480円→各規格)、以下の薬価に決定しました。
- ユルトミリスHI点滴静注300mg/3mL:659,985円(1日薬価:129,640円)
- クライジェファ皮下注300mgオートインジェクター:909,041円(1日薬価:129,863円)
- クライジェファ皮下注300mgシリンジ:907,922円(1日薬価:129,703円)

ピーク時の予測販売金額は377億円です(予測本剤投与患者数795人)。
なお、同日の中医協総会にて「保険医が投与することができる注射薬」および「在宅自己注射指導管理料の対象薬剤」に追加することも了承されましたので、薬価収載と同時に在宅での自己注射が可能となります。
作用機序やエビデンスは以下の記事で解説しています。
-

クライジェファ(ゲフルリマブ)の作用機序【重症筋無力症】
続きを見る
費用対効果評価:ケサンラ(薬価ダウン)、ゼップバウンド(据え置き)
中医協総会では費用対効果評価に基づく価格調整も行われ、ケサンラ(ドナネマブ)の薬価が2027年2月1日からダウンします。
- ケサンラ点滴静注液350mg(ドナネマブ):66,948円 → 64,315円(約3.9%ダウン)

一方、ゼップバウンド皮下注アテオス(チルゼパチド)も費用対効果評価の結果が示されましたが、営業利益部分の価格調整係数(θ)が1.0のため、薬価は変更なしとなりました。
-

ゼップバウンド(チルゼパチド)の作用機序:ウゴービとの違い【肥満症/睡眠時無呼吸症候群】
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あとがき
今回は新医薬品16製品が収載されました!
16製品中9製品が加算対象でしたが、原価計算方式で算定された5製品のうち4製品(オジェンダ、モデーソ、ガミファント、キャップバックス)は原価の開示度が低く、加算係数ゼロとなっています。

また、予測販売金額が100億円を超える新薬は以下の通りです。
- キイジェクト配合皮下注:754億円
- レケンビ皮下注ペン:555億円
- クライジェファ皮下注:377億円
- エトカマ錠:335億円
- イコタイド錠:263億円
- エキスコプリ錠:165億円
免疫チェックポイント阻害薬初の皮下注製剤(キイジェクト)や、在宅自己注射が可能となる皮下注製剤(レケンビ皮下注、クライジェファ)、IL-23受容体を阻害する経口ペプチド製剤(イコタイド)など、利便性の向上が期待できる新薬が多数登場しますね。
以上、今回は2026年11月13日に薬価収載予定の新薬についてご紹介しました!
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