PASSMED公式LINEの登録者特典|当サイトに掲載している図表の元データ&学習支援AI 薬科GPTをプレゼント♪
2025年3月27日、厚労省は新薬(新有効成分含有医薬品)として2製品を承認しました。
その他、既存薬の適応拡大・剤形追加等が8製品が承認されていますね。

新薬:2製品
●エムレスビア筋注シリンジ(一般名:RSウイルスの融合前安定化F糖タンパク質をコードするmRNA)
:「RSウイルスによる感染症の予防」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。
-
-
エムレスビアの作用機序:アレックスビー/アブリスボとの違い【RSVワクチン】
続きを見る
RSウイルスに対する初のmRNAワクチンですね!
RSウイルスワクチンとしては、既に
がありますが、エムレスビアは初のmRNAワクチンです
モデルナのmRNAワクチンと言えば、新型コロナウイルスワクチンが有名ですよね~♪
-
-
コミナティ、ダイチロナ、コスタイベなどの作用機序【新型コロナウイルス】
続きを見る
●ブーレンレップ点滴静注用100mg(一般名:ベランタマブマホドチン(遺伝子組換え))
:「再発又は難治性の多発性骨髄腫」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。
-
-
ブーレンレップ(ベランタマブ マホドチン)の作用機序【多発性骨髄腫】
続きを見る

1つ以上の多発性骨髄腫治療歴がある場合に対して、以下との併用で使用します。
- BD療法:ボルテゾミブ+デキサメタゾン
- ポマリドミド+デキサメタゾン
適応拡大等:8製品
●スリンダ錠28(一般名:ドロスピレノン)
:「避妊」を効能・効果とする新効能・新用量・その他の医薬品。
-
-
スリンダ錠(ドロスピレノン)の作用機序【経口避妊薬】
続きを見る
現在、国内で承認されている経口避妊薬としては、卵胞ホルモン(エストロゲン)と合成黄体ホルモン(プロゲスチン)の配合剤です。
-
-
メフィーゴ(ミフェプリストン/ミソプロストール)の作用機序【経口妊娠中絶薬】
続きを見る
配合剤では、エストロゲンに由来する血栓症のリスクがありましたが、スリンダはエストロゲンを含まない初のプロゲスチン単剤による経口避妊薬(POP:Progestin-Only Pill)です!

●ファビハルタカプセル200mg(一般名:イプタコパン塩酸塩水和物)
:「C3腎症」を効能・効果とする新効能医薬品。
-
-
ファビハルタ(イプタコパン)の作用機序・特徴【PNH】
続きを見る
ファビハルタは、2024年に発作性夜間ヘモグロビン尿症を対象として承認された補体B因子阻害薬ですね。
●バビースモ硝子体内注射液120mg/mL、同硝子体内注射用キット120mg/mL(一般名:ファリシマブ(遺伝子組換え))
:「脈絡膜新生血管を伴う網膜色素線条」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。
-
-
バビースモ(ファリシマブ)の作用機序:類薬との違い・比較【加齢黄斑変性】
続きを見る
バビースモは、国内初の抗VEGF/抗Ang-2二重特異性抗体薬として、2022年に国内で承認されました。

●タグリッソ錠40mg、同錠80mg(一般名:オシメルチニブメシル酸塩)
:「EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な局所進行の非小細胞肺がんにおける根治的化学放射線療法後の維持療法」を効能・効果とする新効能医薬品。
-
-
タグリッソ(オシメルチニブ)の作用機序と副作用【肺がん】
続きを見る

●スパイクバックス筋注(一般名:SARS-CoV-2のスパイクタンパク質をコードするmRNA)
:「SARS-CoV-2による感染症の予防」を効能・効果とし、小児用量(生後6か月以上4歳以下)の者に対する追加免疫として「1回0.25mLを筋肉内に接種する」との用量を追加する新用量医薬品。
-
-
コミナティ、ダイチロナ、コスタイベなどの作用機序【新型コロナウイルス】
続きを見る
●キイトルーダ点滴静注100mg(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))
:「切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫」を効能・効果とする新効能医薬品。
-
-
キイトルーダ(ペムブロリズマブ)の作用機序【消化器がん/MSI-High固形がん】
続きを見る

また、同時にHER2陽性胃がんの一次治療として、ハーセプチン+キイトルーダ+化学療法(CAPOXまたはFP)の適応拡大も承認されています!
●セムブリックス錠20mg、同錠40mg(一般名:アシミニブ塩酸塩)
:「慢性骨髄性白血病」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。
-
-
セムブリックス(アシミニブ)の作用機序・特徴【CML】
続きを見る
これまでは三次治療以降に使用されていましたが、今後は一次治療として使用可能となりました!

●ライブリバント点滴静注350mg(一般名:アミバンタマブ(遺伝子組換え))
:「EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺がん」を効能・効果とする新用量医薬品。
-
-
ライブリバント(アミバンタマブ)の作用機序【肺がん】
続きを見る
2024年に登場したEGFRとMETの二重特異性抗体薬ですね。
今回は、二次治療以降に対して、化学療法(カルボプラチン+ペメトレキセド)との併用が可能になりました!
あとがき

RSウイルスに対する初のmRNAワクチンのエムレスビア筋注や、国内初のプロゲスチン単剤(POP)による経口避妊薬のスリンダ錠も期待できそうです。
以上、今回は2025年5月19日に承認された新薬について概要をご紹介しました!
\ 新薬情報オンラインの運営者が執筆! /
薬剤師におススメの記事
失敗しない薬剤師の転職とは?
数多く存在する薬剤師専門の転職エージェントサイト。
どこに登録したらいいのか悩むことも少なくありません。そんな転職をご検討の薬剤師さんに是非見ていただきたい記事を公開しました。
- 新薬情報オンラインの薬剤師2名が実際に利用・取材!
- 各サイトの特徴等を一覧表で分かりやすく掲載!
- 絶対にハズレのない厳選の3サイトを解説!
上手に活用してあなたの希望・条件に沿った【失敗しない転職】を実現していただけると嬉しいです!
-
-
薬剤師の転職サイト3選|評判・求人特徴とエージェントの質を比較
続きを見る
日々の情報収集に最適
-
-
薬剤師の勉強・情報収集に役に立つ無料サイト・ブログ8選