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2021年4月28日、厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会は新薬として2製品の審議を行い、いずれも承認了承しました。
前回(2021年2月25日)の同部会で継続審議となっていた慢性心不全治療薬のベリキューボ(ベルイシグアト)が今回改めて審議され、了承されました!
今回は2製品と少ないですが、概要を紹介していきます。
審議品目:2製品
●ベリキューボ錠2.5mg、同錠5mg、同錠10mg(一般名:ベルイシグアト:
「慢性心不全。ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。
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ベリキューボ(ベルイシグアト)の作用機序【心不全】
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慢性心不全領域では初の可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬ですね!
sGC刺激薬は肺動脈性肺高血圧症で既に使用されている作用機序ですが、慢性心不全にも応用が期待されています。
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アデムパス(リオシグアト)の作用機序【肺動脈性肺高血圧症】
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●アロキシ静注0.75mg、同点滴静注バッグ0.75mg(一般名:パロノセトロン塩酸塩)
:「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)(遅発期を含む)」の効能・効果に小児の用法・用量を追加する新用量医薬品。
通常、5-HT3受容体拮抗薬は急性の悪心・嘔吐に使用しますが、アロキシは半減期が長いため、遅発性にも使用可能といった特徴がありますね。
類薬としてはNK1受容体拮抗薬のプロイメンド(ホスアプレピタント)が既に小児で使用可能となっています。
他剤ですが、以下の記事で抗がん剤による悪心・嘔吐と5-HT3受容体拮抗薬・NK1受容体拮抗薬の作用機序についてまとめています。
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ジプレキサ(オランザピン)の作用機序と副作用【抗がん剤に伴う悪心・嘔吐】
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あとがき
今回の新有効成分含有は慢性心不全治療薬のベリキューボのみですね。近年、慢性心不全治療薬が相次いで承認・登場してきています。
以上、今回は2021年4月28日の厚労省薬食審医薬品第一部会で承認了承された新薬についてご紹介しました!
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