2024年2月24日、株式会社金芳堂より
- 新薬情報オフライン 新薬の特徴がよくわかる!既存薬との比較と服薬指導のポイント
が発売されました!
新薬と言っても、既存薬と明らかに作用機序が異なって治療上の位置付けが異なるものから、既存薬と同一作用機序・位置付けのものまで様々です。
「処方された新薬は類薬・既存薬と何が違うのか」
「服薬指導は既存薬と同じで良いのか」
「処方意図は何なのか」
など疑問に感じることや、患者さんから以前の薬との違いを聞かれて戸惑った経験も少なくないと思います。
また、「新薬の勉強は取っつきにくくて情報も少ないから少し苦手……」と思っている薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。
これまで、数々の新薬に関する書籍がありましたが、添付文書の情報をまとめただけのものや、疾患の情報がないため、位置付けが分かりづらかったりするものが多いです。
そんな中、本書は、疾患の基礎や作用機序、エビデンスや既存薬との違いを、イラストや表を交えながら新薬を分かりやすく学べる一冊としてまとめました!!!
新薬情報オフラインの特徴
- 注目度の高い新薬の特徴をコンパクトに理解できる
- 疾患解説と位置付け、作用機序がサクっと理解!
- 既存薬と「何が違うのか」を一覧表で把握できる
- 服薬指導で注意すべき点がよくわかる
- 掲載新薬数は30個。+15個の新薬概要付き
今回は、新薬情報オンラインの運営者(木元、Key)だけでなく、出版実績のあるお二人の薬剤師にもご尽力いただいています。
- 鹿嶋先生:『服薬指導のエッセンス』著者
- 大田先生:『薬メモ!臨床ギモンの解決ノート』著者
本記事では『新薬情報オフライン』の特徴や使い方と共に、本書をおススメしたい薬剤師像について紹介していきますね!
↓サクッと紹介動画↓
コンセプト:注目度の高い新薬の特徴をコンパクトに理解
本書は「注目度の高い新薬の特徴をコンパクトに理解」できる本を目指して執筆しました。
見出し部分では、効能・効果や用法・用量、そして新薬情報オンラインのアクセス数(例:2023年に承認された新薬一覧のまとめとアクセス数ランキング)を元に注目度ランクを掲載しています。
本文は、
- 薬物治療の基本知識:最新のガイドラインから解説
- 作用機序:イラストを用いて解説
- 類薬との比較:一覧表を用いて解説
- 処方鑑査のポイント
- 服薬指導のポイント
- まとめ
の順で執筆していますが、特にこだわったポイントは上記のマーカーを引いたところです。
作用機序:イラストを用いて解説
当サイト(新薬情報オンライン)では、立ち上げ当時から「作用機序をイラストで分かりやすく伝える」ことをモットーとしていました。
本書ではそれを踏襲し、類薬もできるだけ同時に掲載することで、より分かりやすく執筆しています(以下の例はモイゼルト)。
臨床現場では、作用機序を気にする機会が少ないかもしれませんが、作用機序を理解することで副作用や注意すべき点が分かることもあります(以下の例はカログラ)。
類薬との比較:一覧表を用いて解説
新薬が登場すると、必ず聞かれることが
「で、既存薬・類薬と何が違うの?」
という点です。
医師や患者さんから聞かれることもしばしばあると思います。
添付文書やインタビューフォームの内容はもちろん、国内外のガイドラインを引用し、より「実臨床で使える内容」で一覧表を作成しました。
また、本文中ではそれを補足する説明文を掲載していますので、一覧表と合わせて活用することで、理解が深まると思います。
服薬指導のポイント
私は最近は臨床現場に立つことが少ないため、なかなか新薬の服薬指導の機会がありません。
そこで、現役バリバリの薬剤師かつ出版実績もある鹿嶋先生と大田先生に服薬指導のポイントを執筆していただきました!
鹿嶋先生は調剤薬局(保険薬局)、大田先生は病院でよくみる新薬について、服薬指導のポイントを解説しています。
経験豊富なお二人だからこそ、痒いところに手が届く内容に仕上がっていますよ〜。
ツイミーグの例
薬剤師さんのブログでもよいコメントをいただきました♪
サイトの新薬オンラインは作用機序がメインな感じなんだけど、書籍バージョンになると「服薬指導のポイント」ってのが追加になっているので、これが服薬指導のときにめっちゃ役立つんだわ。
それもそのはずで、この「服薬指導のポイント」を担当しているのがヤクタマの新人時代からのバイブルである「服薬指導のエッセンス」の著者「鹿嶋先生」なんです。
共同著者が鹿嶋先生なんで、それだけでボクには買う理由があります。
【出典】ヤクタマ|新薬情報を学べる神サイト「新薬オンライン」がリアル書籍になって登場
掲載している新薬は30個
掲載している新薬は以下の画像の30個です!
ただ、ひとつの新薬の中でも、複数の新薬を紹介していることもあります。
例えば、片頭痛予防薬に使用する抗CGRP抗体のエムガルティの項目では、同時期に登場した
- アジョビ(フレマネズマブ):抗CGRP抗体製剤
- アイモビーグ(エレヌマブ):抗CGRP受容体抗体製剤
のことも紹介していますし、一覧表としても掲載しています!
それら補足的に掲載している新薬も合算すると、60個以上の新薬が掲載されています。
また、載せきれなかった新薬15個についても、「コラム:その他の注目新薬」として領域毎に概要を解説しています。
例えば、2023年9月に承認されたアルツハイマー型認知症治療薬のレケンビや、2023年12月に適応拡大されたビンゼレックスの情報も載せていますよー!
【中枢神経の注目新薬】
【感覚器の注目新薬】
なお、領域としては以下の11個を掲載しています。馴染みのある領域や気になる領域から読み始めていただいてもOKです!
- 中枢神経:不眠症や片頭痛など
- 泌尿器:CKDなど
- 循環器:心不全など
- 代謝/内分泌:糖尿病など
- 呼吸器:気管支喘息など
- 消化器:潰瘍性大腸炎
- 感染症:新型コロナウイルス感染症
- 免疫:関節リウマチ
- 感覚器:アトピー性皮膚炎や円形脱毛症など
- 血液:鉄欠乏性貧血など
- がん:前立腺がんと乳がん
若手薬剤師やブランクのある薬剤師におススメ
本書は、よくみかける新薬・領域をまとめているため、全ての新薬を網羅しているわけではありません。
そのため、日頃から幅広い領域の新薬をしっかりと情報収集している薬剤師には適していないかもしれません。
ですので、
- 薬剤師国家試験に受かってすぐの薬剤師
- 働き出してまだ1~3年目の薬剤師
- 他領域の勉強が必要になった薬剤師
- 育休などのブランク明けの薬剤師
- 新薬の勉強はちょっと苦手という薬剤師
- よくみかける新薬の基本をサクッと知りたい!という薬剤師
などなど、上記のような薬剤師にぜひ読んでもらいたいと考えています。
評判&レビュー
評判・レビューがありましたら、こちらで随時紹介します。
もし、ご自身のブログ等に感想を投稿された際には、ご一報いただけますと、当サイトに掲載させていただきますよ~!
新薬情報オフライン📗
まとめられている新薬一つ一つの情報量がすごい❗️既存薬と比較されていたり、服薬指導の前に知っておくべき、考えておくべきことが整理されています。
処方を受けることのない新薬についてはついつい疎かになりがちなので、薬局と自宅に一つずつ置いておきたい一冊です✨ pic.twitter.com/3CVUFl18ma— ぺんぎん薬剤師 (@penguin_pharm) February 24, 2024
【新薬情報オフライン】
届きましたー‼️書いてある通りなんですが、新薬の特徴が丁寧に書かれているので良く分かります😆
既存薬との比較も表になってるので見やすい👀使い分けポイントや鑑査時のチェックポイントも嬉しい☝️実務実習生と一緒に読みます📖
まだの方はこちらから👇… pic.twitter.com/OgrCt2COCk— タイガー薬剤師@在宅緩和医療について発信 (@PharmacistTiger) February 24, 2024
読書メーターでも嬉しいコメントをいただきました♪
m3.com 電子書籍でもいくつかのレビューコメントが投稿されていました!
レビュー掲載ブログ
- 薬剤師メモ2:「新薬情報オフライン」が発売になります
- ヤクタマ:新薬情報を学べる神サイト「新薬オンライン」がリアル書籍になって登場
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『新薬情報オフライン』を通じて、知識の向上はもちろんのこと、薬剤師としての職能拡大にもつなげて欲しいという想いがあります。
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最後に
私たちの新薬配信は、2013年のFacebookページ「新薬情報」からスタートし、2017年にWEBサイト化して「新薬情報オンライン」が誕生しました。
しばしば、当サイトの出版のお話をいただいていたものの、時間の制約や実臨床での活かし方に難渋し、何度か書籍化を断念していました…。
ちなみに、あとから立ち上げた
からは、それぞれ『薬単&病単』や『薬マネ』の出版のお話をいただき、実現できています。
執筆にも慣れた頃、株式会社金芳堂様より、「新薬の書籍を一緒に作りませんか?」とお声がけいただき、すぐに鹿嶋先生と大田先生にもお声がけしたところ、二つ返事でご快諾いただき、出版企画がスタートしました。
昨今の薬剤師業務は対物から対人へシフトしつつあります。また、2024年から始まる医師の働き方改革によって、医師の業務の一部を薬剤師などの他職種にタスク・シフト/シェアしていくことが予想されています。
それに伴い、薬剤師はより幅広く深い知識と多様な経験が求められています。
臨床現場で本書をご活用いただくことで、新薬の理解促進とともに一歩踏み込んだ服薬指導、そして薬剤師の職能拡大に繋がることを切に願います。
あなたにとっての“新薬”のイメージは何ですか?
本書によって少しでも「“新薬”=ワクワクするもの・面白いもの」といったポジティブな気持ちに近づけられたのであれば大変嬉しく思います。
ーあとがき より抜粋
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