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2026年5月20日、新薬4製品が薬価収載される予定です!
また、再生医療等製品3製品についても同日収載される見込みです。
その他、市場拡大再算定、持続可能性特例価格調整、費用対効果評価を踏まえた薬価の引き下げも了承され、2026年8月1日より薬価がダウンする薬剤もありました…。
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2026年5月20日:薬価収載予定の7製品
2026年5月20日に薬価収載予定の新薬および再生医療等製品の一覧は以下の通りです。
| 製品名 (一般名) |
規格 | 薬価 | 効能・効果 (簡略) |
| ソホノスカプセル (パロバロテン) |
1mg1カプセル 1.5mg1カプセル 2.5mg1カプセル 5mg1カプセル 10mg1カプセル |
46,062.10円 57,114.90円 95,190.70円 190,381.30円 355,689.50円 |
骨化性線維異形成症 |
| ドジョルビ内用液 (トリヘプタノイン) |
100%500mL1瓶 | 734,770.00円 | 長鎖脂肪酸代謝異常症 |
| インレビックカプセル (フェドラチニブ) |
100mg1カプセル | 11,137.40円 | 骨髄線維症 |
| アムベルビスト静注 (ガドクアトラン) |
25.79%2mL1瓶 25.79%5mL1筒 25.79%7.5mL1筒 25.79%10mL1筒 |
2,261円 4,930円 7,098円 9,193円 |
MRI用の 環状型ガドリニウム造影剤 |
| アクーゴ脳内移植用注 | 1回分 | 72,716,528円 | 外傷性脳損傷に伴う 慢性期の運動麻痺の改善 |
| アムシェプリ | 18瓶1組 | 55,306,737円 | パーキンソン病患者の運動症状の改善 |
| ゾルゲンスマ髄注 | 1患者当たり | 167,077,222円 | 脊髄性筋委縮症 |
画像はこちらです。>>高画質で表示

薬価の算定方法
各薬剤の薬価算定方法は2026年5月13日の中医協総会の資料に記載されているため、抜粋してご紹介します。
ソホノス:原価計算方式【加算あり】
ソホノスと同様の効能・効果、薬理作用、化学構造を有する既収載品はないことから、薬価算定最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
また、有用性加算(Ⅱ)(A=10%)、市場性加算(Ⅰ)(A=10%) の対象でしたが、原価の開示度が50%未満だったため、加算係数ゼロです…。
結果、加算はされずに以下の薬価に決定しました。
- ソホノスカプセル1mg:46,062.10円
- ソホノスカプセル1.5mg:57,114.90円
- ソホノスカプセル2.5mg:95,190.70円
- ソホノスカプセル5mg:190,381.30円
- ソホノスカプセル10mg:355,689.50円
なお、加算の根拠は以下の通りです。
加算の根拠
- 有用性加算:副腎皮質ステロイド等の既存の治療方法では効果が不十分な患者群において本剤による有効性が認められており、本邦において進行性骨化性線維異形成症に係る効能・効果を有している薬剤はなく、標準的治療法が確立されていない重篤な疾病であることから、有用性加算(Ⅱ)(A=10%)を適用することが適当と判断した。
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。
ピーク時の予測販売金額は6.3億円です(予測本剤投与患者数12人)。
ドジョルビ:原価計算方式【加算あり】
ドジョルビの効能又は効果である「長鎖脂肪酸代謝異常症」の適応を有する既収載品はないことから、薬価算定上の最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
有用性加算(Ⅱ)(A=5%)、市場性加算(Ⅰ)(A=15%)の対象でしたが、原価の開示度が50%未満だったため、こちらも加算係数ゼロです、ゼロ。
結果以下の薬価に決定しました。
- ドジョルビ内用液100%500mL1瓶:734,770.00円
加算の根拠
- 有用性加算:本剤は、本邦において、長鎖脂肪酸代謝異常症に係る効能・効果で初めて承認された薬剤であり、長鎖脂肪酸代謝異常症に対する既存の治療方法では充分な効果が期待できない患者も含め、有効性が認められていることから、有用性加算(Ⅱ)(A=5%)を適用することが適当と判断した。
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。本剤の有効性及び安全性を検討する目的で実施された臨床試験において、日本人患者は組み入れられていないものの、患者数の少ない疾患であり、ドラッグ・ロスに該当するとされていた品目での開発がなされた経緯も踏まえ、加算率は15%が適当と判断した。
ピーク時の予測販売金額は36億円です(予測本剤投与患者数276人)。
インレビック:類似薬効比較方式(Ⅰ)(オムジャラ)【加算あり】
インレビックは、同じく骨髄線維症に使用するJAK阻害薬のオムジャラ(モメロチニブ)の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
市場性加算(Ⅰ)(A=5%)の対象のため、元の薬価を1.05倍した以下の薬価に決定しました。
- オムジャラ錠200mg:42,428.00円(1日薬価:42,428.00円)
- インレビックカプセル100mg :11,137.40円(1日薬価:44,549.60円)
加算の根拠
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。本剤は優先審査の対象とはされていないことから、5%が妥当と判断した。
ピーク時の予測販売金額は32億円です(予測本剤投与患者数197人)。
作用機序やエビデンスについては以下で解説しています。
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インレビック(フェドラチニブ)の作用機序【骨髄線維症】
続きを見る
アムベルビスト:類似薬効比較方式(Ⅰ)(ガドビスト)【加算あり】
アムベルビストは、同じく磁気共鳴コンピューター断層撮影に使用する造影剤のガドビスト静注の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
また、有用性加算(Ⅱ)(A=5%)、小児加算(A=15%)が加算され、以下の薬価に決定しました。
- アムベルビスト静注2mL:2,261円
- アムベルビスト静注シリンジ5mL:4,930円
- アムベルビスト静注シリンジ7.5mL:7,098円
- アムベルビスト静注シリンジ10mL:9,193円
なお、加算の根拠は以下の通りです。
加算の根拠
- 有用性加算:国内外の各種ガイドラインにおいて、腎機能障害患者や小児を含めた適応可能な患者に対しては、低Gd用量製剤の使用が推奨されており、低Gd用量の造影剤である本剤は標準治療に位置づけられると考えられることから、有用性加算(Ⅱ)(A=5%)を適用することが適当と判断した。
- 小児加算:本剤は小児に係る用法・用量が明示されていることから、加算の要件に該当する。小児に使用可能な既収載品が存在するものの、臨床試験における日本人の組入れ数や、本邦が世界に先駆けて初めての承認となったこと、PMDAによる小児用医薬品開発計画確認相談における確認を経て成人と小児の同時開発がなされたこと等を踏まえ、加算率は15%が妥当である。
ピーク時の予測販売金額は46億円です(予測本剤投与患者数69.3万人)。
アクーゴ脳内移植用注:原価計算方式【加算あり】
アクーゴは、「外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺の改善」を効能・効果とする再生医療等製品です。
適応症や薬理作用的に類似薬はないため、原価計算方式で算定されました。
また、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)、先駆加算(A=10%)の対象のため、以下の薬価に決定しました。
- アクーゴ脳内移植用注 1回分:72,716,528円
加算の根拠は以下の通りです。
加算の根拠
- 市場性加算:本剤は希少疾病用再生医療等製品に指定されていることから、加算の要件を満たす。
- 先駆加算:本剤は先駆け審査指定制度の対象品目として指定を受けていることから、加算の要件を満たす。国際共同第Ⅱ相試験の結果について、薬事審査では限定的な評価とされていることから、加算率は10%が妥当と判断した。
ピーク時の予測販売金額は28億円です(予測本剤投与患者数39人)。
アムシェプリ:原価計算方式【加算あり】
アムシェプリは、国内初のiPS細胞由来の再生医療等製品です。そのため、類似薬はありません。
算定方式は原価計算方式です。
また、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)、先駆加算(A=10%)が加算され、原価の開示度も高かったことから加算係数は1でした!!!
結果、元の薬価を1.2倍した以下の薬価に決定しました。
- アムシェプリ(18瓶1組):55,306,737円
なお、加算の根拠は以下の通りです。
加算の根拠
- 市場性加算:本剤は希少疾病用再生医療等製品に指定されていることから、加算の要件を満たす。
- 先駆加算:本品は、世界に先駆けて日本で承認されたものであることから、加算の要件を満たす。一方で、本品は条件及び期限付き承認であり、有効性を示すデータは限られていることから、限定的な評価とした。
ピーク時の予測販売金額は74億円です(予測本剤投与患者数133人)。
ゾルゲンスマ髄注:別銘柄として算定しない
ゾルゲンスマは既に点滴静注製剤が承認・販売されていますが、今回の髄注製剤は別銘柄として算定しないこととなりました。
よって、1患者あたりの薬価は点滴静注製剤と同じ以下に決定しました。
- ゾルゲンスマ髄注(1患者あたり):167,077,222円
ピーク時の予測販売金額は43億円です(予測本剤投与患者数26人)。
作用機序と特徴は以下の通りです。
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ゾルゲンスマ(オナセムノゲンアベパルボベク)の作用機序・特徴【脊髄性筋委縮症】
続きを見る
市場拡大再算定、費用対効果評価など:アムヴトラ、マンジャロ、ブリィビアクト
中医協総会では、市場拡大再算定・持続可能性特例価格調整・費用対効果評価も行われ、以下の薬剤の薬価が2026年8月1日からダウンします。
- アムヴトラ皮下注(ブトリシラン):14.6%ダウン
- マンジャロ皮下注(チルゼパチド):25%ダウン
- ブリィビアクト錠(ブリーバラセタム):4.3%ダウン

新たに「持続可能性特例価格調整」が導入されましたが、年間販売額1000億円超の医薬品が対象となるこれまでの「市場拡大再算定の特例(特例拡大再算定)」の名称変更とのことです。
あとがき
今回は新薬と再生医療等製品合わせて7製品中、6製品が加算対象でした!
以上、今回は2026年5月20日に薬価収載予定の新薬7製品についてご紹介しました!
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