新薬承認・薬価収載

【新薬承認+効能効果追加】2製品+6製品(2026年5月18日)

PASSMED公式LINEの登録者特典|当サイトに掲載している図表の元データ&学習支援AI 薬科GPTをプレゼント♪

2026年5月18日、厚労省は新薬(新有効成分含有医薬品)として2製品を承認しました。

 

その他、既存薬の適応拡大など6製品が承認されていますね。

 

木元 貴祥
木元 貴祥
今回は概要を紹介していきます!

 

新有効成分含有医薬品:2製品

●ゼップバウンド皮下注2.5mgアテオス、同皮下注5mgアテオス、同皮下注7.5mgアテオス、同皮下注10mgアテオス、同皮下注12.5mgアテオス、同皮下注15mgアテオス(一般名:チルゼパチド
:①「肥満症。ただし、高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。・BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する。・BMIが35kg/m2以上」を効能・効果とする新効能医薬品。
:②「中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群。ただし、BMIが27kg/m2以上に該当する場合に限る」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。

ゼップバウンド(チルゼパチド)の作用機序:ウゴービとの違い【肥満症/睡眠時無呼吸症候群】

続きを見る

 

①については、これまで「2型糖尿病」とされていた部分が「耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)」に変更されました。

 

木元 貴祥
木元 貴祥
耐糖能異常は、2型糖尿病の前段階的な位置付けですね。範囲が少し広がりました。

 

また、②は閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対して初のGIP/GLP-1受容体作動薬となりましたね。

 

●ジャスケイド錠9mg、同錠18mg(一般名:ネランドミラスト)
:「特発性肺線維症、進行性肺線維症」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。

ジャスケイド(ネランドミラスト)の作用機序【肺線維症】

続きを見る

 

新規の経口優先的ホスホジエステラーゼ4B(PDE4B)阻害薬ですね。

 

特発性肺線維症は、既にピレスパ(一般名:ピルフェニドン)やオフェブ(一般名:ニンテダニブ)が承認されていますが、ジャスケイドは新規の作用機序を有する薬剤として期待されています。

 

適応拡大・新配合など:6製品

●ソーティクツ錠6mg(一般名:デュークラバシチニブ)
:「既存治療で効果不十分な下記疾患:乾癬性関節炎」を効能・効果とする新効能医薬品。

ソーティクツ(デュークラバシチニブ)の作用機序【乾癬】

続きを見る

 

これまでソーティクツの乾癬の適応は、「尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症」でしたが、今後は乾癬性関節炎にも使用可能となりました!

 

●ファセンラ皮下注30mgシリンジ、同皮下注30mgペン(一般名:ベンラリズマブ(遺伝子組換え))
:「好酸球増多症候群」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。

ファセンラ(ベンラリズマブ)の作用機序と副作用【気管支喘息】

続きを見る

 

好酸球増多症候群は血液腫瘍に位置付けられていて、国内ではBCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬のグリベック(一般名:イマチニブ)が同適応を有していますね。

 

●エムネクスパイク筋注シリンジ12歳以上用(一般名:SARS-CoV-2のスパイクタンパク質のN-末端部位及び受容体結合部位をコードするmRNA)
:「SARS-CoV-2による感染症の予防」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。

コミナティ、ダイチロナ、コスタイベなどの作用機序【新型コロナウイルス】

続きを見る

 

木元 貴祥
木元 貴祥
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する新たなmRNAワクチンです!

 

これまで、同様のmRNAワクチンであるスパイクバックスは、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質全長体をコードするのに対し、エムネクスパイクは受容体結合部位(RBD)とN-末端部位(NTD)をコードするmRNAを利用しています。

 

●アレセンサカプセル150mg(一般名:アレクチニブ塩酸塩)
:「ALK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形がん」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。

アレセンサ(アレクチニブ)の作用機序【ALK陽性の肺がん・ALCL】

続きを見る

 

ALK融合遺伝子陽性の固形がんに対する世界初の臓器横断的な承認です!

 

●アレックスビー筋注用(一般名:RSウイルスPreF3抗原)
:「RSウイルスによる感染症の予防」を効能・効果とする新用量医薬品。

アレックスビー筋注用の作用機序【RSウイルス感染ワクチン】

続きを見る

 

これまでは、

  • 60歳以上
  • 重症化リスクの高い50歳以上

に限定されていましたが、今後は「重症化リスクの高い18歳以上」にも使用可能となります!

 

●マブキャンパス点滴静注30mg(一般名:アレムツズマブ(遺伝子組換え))
:「T細胞性前リンパ球性白血病」を効能・効果とする新効能医薬品。

 

あとがき

今回の注目は、

  • ゼップバウンドの閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する承認
  • アレセンサのALK融合遺伝子陽性の固形がんに対する世界初の臓器横断的な承認

などでしょうか。

 

以上、今回は2026年5月18日に承認された新薬について概要をご紹介しました!

 

 

\ 新薬情報オンラインの運営者が執筆! /

失敗しない薬剤師の転職とは?

数多く存在する薬剤師専門の転職エージェントサイト

どこに登録したらいいのか悩むことも少なくありません。そんな転職をご検討の薬剤師さんに是非見ていただきたい記事を公開しました。

  • 新薬情報オンラインの薬剤師2名が実際に利用・取材!
  • 各サイトの特徴等を一覧表で分かりやすく掲載!
  • 絶対にハズレのない厳選の3サイトを解説!

上手に活用してあなたの希望・条件に沿った【失敗しない転職】を実現していただけると嬉しいです!

薬剤師の転職サイト3選|評判・求人特徴とエージェントの質を比較

続きを見る

利用者様(Study Days.)の記事紹介

 

日々の情報収集に最適

薬剤師の勉強・情報収集に役に立つ無料サイト・ブログ8選
  • この記事を書いた人

木元 貴祥

株式会社PASS MED(パスメド)代表

【保有資格】薬剤師、FP、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。

今でも現場で働く現役バリバリの薬剤師で、薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

プロフィール・運営者詳細
お問い合わせ・仕事の依頼
私の勉強法紹介

-新薬承認・薬価収載
-