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2019年8月22日、厚労省は既存7製品の効能・効果、用法・用量の適応拡大について承認しました!
2019年8月1日の薬食審医薬品第一部会と2019年8月2日の薬食審医薬品第二部会で審議・報告されていた製品ですね。
今回は一覧としてご紹介します。
適応追加:7製品
●テセントリク点滴静注1200 mg(一般名:アテゾリズマブ(遺伝子組換え))
:「進展型小細胞肺がん」の効能・効果を追加する新効能・新用量医薬品。
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テセントリク(アテゾリズマブ)の作用機序【肺がん/乳がん/肝がん】
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●ロンサーフ配合錠T15、同T20(一般名:トリフルリジン/チピラシル塩酸塩)
:「がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃がん」を効能・効果に追加する新効能医薬品。
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ロンサーフ(トリフルリジン/チピラシル)の作用機序【大腸がん/胃がん】
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これまで大腸がんにしか適応がありませんでしたが、胃がんにも適応が拡大されました。
●ダラザレックス点滴静注100mg、同400 mg(一般名:ダラツムマブ(遺伝子組換え)
:効能・効果の「再発又は難治性の多発性骨髄腫」が「多発性骨髄腫」に変更され、初回治療からベルケイドとの併用で使用可能となります。
●ベルケイド注射用3mg(一般名:ボルテゾミブ)
:現在の効能・効果である「多発性骨髄腫」の用法・用量にダラザレックスとの併用を追加する新用量医薬品。
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ダラキューロ/ダラザレックス(ダラツムマブ)の作用機序【多発性骨髄腫】
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ダラザレックスはこれまで再発・難治性の多発性骨髄腫にしか使用できませんでしたが、今後は初回から使用可能となります。
●マヴィレット配合錠(一般名:グレカプレビル水和物/ピブレンタスビル)
:効能・効果の「C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」に12歳以上の小児の用法・用量が追加。
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マヴィレット(ピブレンタスビル/グレカプレビル)の作用機序【C型肝炎】
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C型肝炎に使用する直接作用型抗ウイルス剤(DAA)は、これまで成人にしか適応がありませんでしたが、初のDAAの小児適応となりました!
●アフィニトール錠2.5mg、同5mg、同分散錠2mg、同分散錠3mg(一般名:エベロリムス)
:「結節性硬化症」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。
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アフィニトール(エベロリムス)の作用機序と副作用【結節性硬化症】
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これまでの効能・効果は、結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫や上衣下巨細胞性星細胞腫に限定されていましたが、結節性硬化症全体に拡大されましたね!
特にてんかん症状にはこれまで有効な治療薬が無かったため、期待できると思います。
●献血ベニロン−I静注用500mg、同1000mg、同2500mg、同5000mg(一般名:エ乾燥スルホ化人免疫グロブリン注射用)
:「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善」を効能・効果に追加する新効能・新用量医薬品。
あとがき
小細胞肺がん初の免疫チェックポイント阻害薬のテセントリクが承認され、治療選択肢が増えたことは非常に朗報だと思います。
ちなみに、小細胞肺がんの新薬としては、2002年に初認されたカルセド(一般名:アムルビシン)以来、17年ぶりの承認です!!すごい!
その他、小児のC型肝炎ではこれまでDAAが使用できませんでしたが、ようやくマヴィレットの適応拡大が承認され、全てのジェノタイプ型に成人・小児で使用可能となります。
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マヴィレット(ピブレンタスビル/グレカプレビル)の作用機序【C型肝炎】
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以上、簡単ではありますが、2019年8月22日に適応拡大された医薬品7製品についてご紹介しました!
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