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新薬情報オンライン(@shinyaku_online)です。
本記事では、WEB上に溢れる医薬品情報についての見解など、
「#立てよ薬剤師」プロジェクト参加の先生方の影響を受けまして…
当サイトからも発信して参ります!
★「立てよ薬剤師」プロジェクトについて、2018年日薬学術大会で発表されていた「〜Fizz Drug Information〜」様のサイトはこちら
今回の日薬学術大会のポスター【P-22-09:インターネット上に氾濫する不適切な医療情報に対し、薬剤師がブログやSNSの発信でできること】のPDFデータを、下記URLからダウンロードできます。
発表に対する簡単なアンケートにも、もしよろしければご回答くださいませ🙇https://t.co/9ahKXI0mRR
— Fizz-DI@9/23-24日薬学会:P-22-09 (@Fizz_DI) 2018年9月23日
近年の医療系サイトの動向
WELQ問題を受け、Googleは健康系サイトの検索(SEO:Search Engine Optimization)に多々介入・改善を行ってきました。
特に重視しているのが
「YMYL:Your Money or Your Life」
という考え方です。
つまり、Googleは人の「資産や人生」に影響を及ぼすサイトをより重視していることがわかります。
またそれらのサイトは特に
- 専門性:Expertise
- 権威性:Authoritativeness
- 信頼性:Trustworthiness
が求められ、これらの条件を満たすサイトを検索結果の上位に表示させているとGoogleのガイドラインで示されています。(上記3つをまとめて「E-A-T」と表現されます)
また、難しい医療用語を用いずに、できるだけ一般向けの簡単な言葉で表現することも望ましいとされています。(ただ、専門性・権威性を保ったまま簡単な言葉で表現するのは無理があるのでは?とも思ってしまいます)
医療や健康系のサイトはまさに「Your Life」に直結しています。
これを強化する目的で、Googleは2017年12月と2018年8月に検索のアルゴリズムアップデートを行いました(“コアアップデート”と呼びます)。
その結果、とある整体師さんたちの運営するサイトが爆死したとTwitterで話題になりました。
【これが事例】
ある整体師たちさん複数人が運営している健康メディアがSEOで死んだ例。
一時期は1日約4万PV、つまり月間100万PVほどあったのが、
2017年12月の医療健康系のアップデートで大ダメージ、
そして2018年8月のコアアルゴリズムアップデートでお亡くなりになった事例。 pic.twitter.com/Zkm5FLCLWM— ジュンイチ@ブログマーケッター&おっさんぽの人 (@Junichi_Santa) 2018年8月4日
このように専門家(整体師)が書いているにも関わらず、個人や複数人で運営しているサイトの場合、「E-A-T」があまり重視されないような検索アルゴリズムに変わってしまったのです・・・。
現在「E-A-T」とGoogleに認められているのは、国の機関(PMDA等)、製薬メーカー、論文サイトのような気がしています。。
個人で書かれている専門性の高いブログは検索の圏外に飛ばされているのではないでしょうか。
2018年8月~9月頃に医薬品名などでGoogle検索を行うと・・・
- PMDAの添付文書
- 古い日本語の論文(J-Stage)
- 製薬メーカーのサイト
が多数ヒットしますが、なかなか欲しい情報は得られないのが現状です。
果たしてこのような状況下で、一般の方々や患者さんは欲しい情報を正しく・正確に入手することができているのでしょうか?
また、ブログやネットで情報を公開している薬剤師個人ができる「正しい情報発信の推進」には何があるのでしょうか?
新薬情報オンラインを始めたきっかけ
以前、私は薬剤師国家試験予備校にて薬理学の講師をしていました。
次の国家試験の予想など、新薬の話題は生徒たちの期待値も高く、また、私自身も新たな作用機序の新薬には非常に興味がありました!
簡単に調べられるツールとして、インターネットがありますが、
- 新薬に特化
- まとまっている
- サイト内で検索できる
- 分かり易い
- ソートがかけられる(発売時期別、疾患別など)
↑このようなサイトが、全く見つからず。「そりゃあ、そんな便利なサイトないよな」と思ったもので、一個一個色んなサイトを循環して情報を収集していました。結局はPMDAやメーカーサイトに落ち着くことが多かったですね。
新薬情報オンラインの前身・始動
予備校を辞め、現場薬剤師として経験をつんでいたある日、
業務の最中に、「新薬について調べ物がしたい」という瞬間がありました。
そこでふと、「昔、新薬の調べものをした時に、不便に感じたことがあったな…」と、自分の学んだ情報を配信する目的でFacebookページをスタートしました。
開始当初は、まだ新薬に特化はしておらず、雑記的なものでした。
2014年に運営をスタートし、自身の興味や、読者ニーズに合わせる形で「新薬の情報」へ特化していくようになりました。
初めて投稿した新薬は糖尿病治療薬初のSGLT2阻害薬の「スーグラ」でしたね。懐かしい^^
有難いことに、その後もページにはたくさんの「いいね!」を頂き、「期待に応えていきたいな…!」という気持ちが大きくなっていきました。
Facebookページを開始して約4年ですが、今では「いいね」が13,500件、フォロワーが14,000人を超えるまでに成長しました。
そして新薬情報オンラインへ
Facebookページだけでは限られた人にしか情報を配信できません。また、過去記事の検索などが容易にできず、使い勝手は悪いものでした・・・。
そこで、より多くの方々に情報を届け、更に利便性を向上させる目的で2017年に本WEBサイト「新薬情報オンライン」をスタートしました。まだまだ歴史の浅い、新しいWEBサイトです。
考えていた通り、WEBサイトの方が使い勝手が良く、動作が軽い、カスタマイズがしやすい、サイト内検索がしやすいなどの利便性を感じています。
また、Google検索などからも流入があり、より多くに方々に情報が届けられるというのを実感しています。
と同時に多くの人に見られているという意識も高まり、より記事の質を向上させなければという意欲にも繋がりました!
もっと、早くにWEBサイトを主戦場にしていれば…、と若干の後悔もあります(*´-`)
(現在でも、Facebookページやtwitterは、記事更新のお知らせなどでフル活用しています♪)
当サイト運営の目的とモットー
さて、そんな当サイトではございますが、運営の目的・モットーをここにまとめています。
【目的】
【モットー】
- できるだけ分かりやすく伝える
- ビジュアル面でも理解できるようにする
- 素早く・正確に
- エビデンスに基づく記事(←最近の記事では引用論文を掲載しています)
記事を、新薬に興味のある、全ての方に読んで頂き、喜んでもらえるようなら幸いです。それを仕事として誇りを持って取り組んでいます。
(今年に入ってからは、お礼のメールを頂くことも増え、そういったことも励みになっています。)
サイト運営は、ビジネス上の目的もありますが、その中でも「どこかの誰かの役に立ちたい」という気持ちは持ち続け、
わかりやすく、まとまった情報提供に努めて参ります。
当サイトの使い方については以下の記事をご覧ください。
-
新薬情報オンラインのトリセツ(取扱説明書)・記事内情報の利用規約
続きを見る
あとがき:薬剤師ができる正しい情報発信の推進
前述のようにGoogleのコアアップデートによって健康系の薬剤師・専門職ブログは軒並み検索順位が下落してしまいました。
ただ、SEO対策の定石として、
- 質の高い記事を書き続ける
- 外部サービス(Facebook、Twitter、LINE、はてなブックマーク等)でシェア数が多くなると検索上位に来やすい
というのがあります。
質の高い記事は今後も継続していくとして、
「外部サービス」でのシェア数はブログをされている薬剤師同士でシェアを行えば、全体としてSEOの底上げができると思います!
もし当サイトの記事をご覧になり、「参考になった!」と思われた際には、是非ページ下部のシェアボタンからシェアをしていただけると大変嬉しいです☆
(もちろん参考にならなければしていただかなくて大丈夫です!)
例えば、インフルエンザ治療薬のゾフルーザの場合、シェア数は「1,245件」でした。(2018年9月25日時点)
私も他の薬剤師の先生方のブログ・サイトを拝見させていただいて、参考になればシェアを積極的に行っています^^
今回、「立てよ薬剤師」プロジェクト(第2弾)を知り、決意表明を書いてみました!
薬剤師全体で患者さん・一般の方々に正しい情報を推進できる活動の一環になれば大変喜ばしく思います♪
今後とも、新薬情報オンラインを、どうぞ宜しくお願い致します!
今回のプロジェクトで立ち上がった薬剤師有志メンバーは以下のサイトに順次公開されますので、是非ご確認くださいませ!☆
\ 新薬情報オンラインの運営者が執筆! /
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失敗しない薬剤師の転職とは?
数多く存在する薬剤師専門の転職エージェントサイト。
どこに登録したらいいのか悩むことも少なくありません。そんな転職をご検討の薬剤師さんに是非見ていただきたい記事を公開しました。
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