PASSMED公式LINEの登録者特典|当サイトに掲載している図表の元データ&学習支援AI 薬科GPTをプレゼント♪
「アレルギー性鼻炎」を効能・効果とする新投与経路医薬品のアレサガテープ4mg、同8mg(一般名:エメダスチンフマル酸塩)が2018年1月19日に承認されました!
有効成分のエメダスチンは既に他社から1日2回の経口薬として発売されていますが、アレサガは1日1回貼付する新たなテープ製剤です。
アレルギー性鼻炎治療薬としてのテープ製剤は世界初とのことです!
本日はアレルギー性鼻炎とアレサガ(エメダスチン)の作用機序についてご紹介します☆
アレルギー性鼻炎とは
アレルギー性鼻炎を経験されている方は多くいらっしゃると思います。
代表的なものとして花粉症やハウスダストによる鼻炎・蕁麻疹があります。
花粉やハウスダスト等の異物が生体内に入ってくると、生体防御反応(免疫反応)としてアレルギー反応を引き起こします。
このアレルギー反応は人によって症状の強さが異なり、全く症状が出ない人から、鼻水・鼻閉・目が赤くなる・涙が止まらなくなる、等、症状が強く出る人まで様々です。
このようなアレルギー反応の症状に関わる因子として「ヒスタミン」が知られています。
生体内に入り込んだ異物が肥満細胞(マスト細胞)に結合すると、肥満細胞から大量のヒスタミンが分泌されます。
このヒスタミンがH1受容体(ヒスタミン受容体)に結合することで、様々なアレルギー関連症状が発現します。
アレサガ(一般名:エメダスチン)の作用機序
アレサガはヒスタミンが結合するH1受容体を競合的に阻害する薬剤です!
ヒスタミンとH1受容体の結合を抑制することによって、アレルギー関連症状の発現を抑制する、といった作用機序を有しています。
また、アレサガは第二世代の抗ヒスタミン薬に分類されていますので、第一世代と比較して副作用の眠気が少ないことが特徴です(ただし、ゼロではありません)。
元々、有効成分のエメダスチンは既に他社から1日2回の経口薬として発売されていましたが、アレサガは1日1回貼付(24時間毎に交換)のテープ剤です。
薬価
収載時(2018年4月18日)の薬価は以下の通りです。
- 4mg 1枚:67.50円
- 8mg 1枚:93.10円
類薬とあとがき
アレサガは第二世代ですが、第二世代の抗ヒスタミン薬は既に多数販売されています。
皆さんの聞き覚えのあるような
ザジテン、セルテクト、アゼプチン、アレグラ、アレジオン、ジルテック、タリオン、ザイザル、アレロック、デザレックス、ビラノア等、多数の薬剤が既に販売されていますし、アレグラやアレロックは後発医薬品も販売されています。
最近では、2017年9月27日に第二世代抗ヒスタミン薬のルパフィン錠10mg(一般名:ルパタジンフマル酸塩)も承認・発売されています。
アレサガは1日1回(24時間毎に交換)貼付するテープ剤のため、コンプライアンスは向上しそうですが、これらの薬剤との使い分けが気になります。
\ 新薬情報オンラインの運営者が執筆! /
薬剤師におススメの記事
失敗しない薬剤師の転職とは?
数多く存在する薬剤師専門の転職エージェントサイト。
どこに登録したらいいのか悩むことも少なくありません。そんな転職をご検討の薬剤師さんに是非見ていただきたい記事を公開しました。
- 新薬情報オンラインの薬剤師2名が実際に利用・取材!
- 各サイトの特徴等を一覧表で分かりやすく掲載!
- 絶対にハズレのない厳選の3サイトを解説!
上手に活用してあなたの希望・条件に沿った【失敗しない転職】を実現していただけると嬉しいです!
-
薬剤師の転職サイト3選|評判・求人特徴とエージェントの質を比較
続きを見る
日々の情報収集に最適
-
薬剤師の勉強・情報収集に役に立つ無料サイト・ブログ8選