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2016年1月25日、厚生労働省は「爪白癬」を効能・効果とするルコナック爪外用液5%(一般名:ルリコナゾール)を承認しました!^^
本日は爪白癬とルコナック(ルリコナゾール)の作用機序についてご紹介します^^
爪白癬について
爪白癬は一般的に爪水虫と呼ばれ、水虫と同一の原因菌(真菌)が爪の中に侵入することで発症する病気です。
爪の病気の中ではこの爪白癬が多くを占めています。
また、真菌細胞とヒト細胞の異なる点として、以下があります。
- 細胞膜の主成分が「エルゴステロール」
- 細胞壁を有する
特にヒト細胞の細胞膜の主成分は「コレステロール」ですが、真菌細胞の細胞膜の主成分は「エルゴステロール」である点が重要です。
ルコナック(一般名:ルリコナゾール)の作用機序
ルコナックは、アゾール系抗真菌薬に分類され、真菌の細胞膜の主成分であるエルゴステロールの合成阻害作用により抗真菌作用を示します。
用法用量は、1日1回、罹患爪全体に塗布します。
主な副作用としては局所のものが多く、皮膚乾燥、接触皮膚炎、爪囲炎等があります。
ルコナック(一般名:ルリコナゾール)の薬価
収載時(2016年4月20日時点)の薬価は以下の通りです。
- 5% 1g:997.80円
類薬
経口投与の類薬にはイトリゾールカプセル(一般名:イトラコナゾール)やラミシール錠(テルビナフィン塩酸塩)等があります。
最近では、外用薬としてクレナフィン爪外用液(一般名:エフィナコナゾール)もありますので、今後の使い分けが気になるところですね。
以上、本日は爪白癬とルコナック(一般名:ルリコナゾール)についてご紹介しました♪
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