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クレナフィン(エフィナコナゾール)の作用機序【爪白癬】

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2014年7月4日、厚生労働省は「爪白癬」を効能・効果とするクレナフィン爪外用液10%(一般名:エフィナコナゾール)を承認しました!

本日は爪白癬とクレナフィン(エフィナコナゾール)の作用機序についてご紹介します^^

 

爪白癬について

爪白癬は一般的に爪水虫と呼ばれ、水虫と同一の原因菌(真菌)が爪の中に侵入することで発症する病気です。

爪の病気の中ではこの爪白癬が多くを占めています。

また、真菌細胞とヒト細胞の異なる点として、以下があります。

  1. 細胞膜の主成分が「エルゴステロール
  2. 細胞壁を有する

 

特にヒト細胞の細胞膜の主成分は「コレステロール」ですが、真菌細胞の細胞膜の主成分は「エルゴステロール」である点が重要です。

 

クレナフィン(一般名:エフィナコナゾール)の作用機序

クレナフィンは、アゾール系抗真菌薬に分類され、真菌の細胞膜の主成分であるエルゴステロールの合成阻害作用により抗真菌作用を示します。

用法用量は、1日1回、罹患爪全体に塗布します。

主な副作用としては局所のものが多く、皮膚炎、水疱等があります。

 

類薬

経口投与の類薬にはイトリゾールカプセル(一般名:イトラコナゾール)やラミシール錠(テルビナフィン塩酸塩)等がありますので今後の使い分けが気になるところですね。

 

以上、本日は爪白癬とクレナフィン(一般名:エフィナコナゾール)についてご紹介しました♪

 

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  • この記事を書いた人

木元 貴祥

株式会社PASS MED(パスメド)代表

【保有資格】薬剤師、FP、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。

今でも現場で働く現役バリバリの薬剤師で、薬のことを「分かりやすく」伝えることを専門にしています。

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