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2026年7月15日、新薬2製品が薬価収載されました!
また、再生医療等製品2製品についても同日収載されましたね。
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2026年7月15日:薬価収載された4製品
2026年7月15日に薬価収載された新薬および再生医療等製品の一覧は以下の通りです。
| 製品名 (一般名) |
規格 | 薬価 | 効能・効果 (簡略) |
| ジャスケイド (ネランドミラスト) |
9mg1錠 18mg1錠 |
4,190.10円 8,363.00円 |
肺線維症 |
| ハイツエキシン (リソバリシブ) |
10mg1錠 | 7,313.40円 | 卵巣がん |
| アロステムシート (ニバドストロセル) |
5cm×5cm1枚 | 182,096.00円 | 表皮水疱症 |
| エドスチラドリン膀胱内注入液 (ナドファラゲン フィラデノベク) |
20mL1瓶 | 2,327,036.90円 | 膀胱がん |
画像はこちらです。>>高画質で表示

薬価の算定方法
各薬剤の薬価算定方法は2026年7月8日の中医協総会の資料に記載されているため、抜粋してご紹介します。
ジャスケイド:類似薬効比較方式(Ⅰ)(オフェブ)【加算あり】
ジャスケイドは、同じく肺線維症などに使用するオフェブ(ニンテダニブ)の1日薬価に合わせて算定されました。
算定方式は類似薬効比較方式(Ⅰ)です。
有用性加算(Ⅰ)(A=35%)、市場性加算(Ⅰ)(A=5%)の対象のため、元の薬価を1.4倍した以下の薬価に決定しました。
- オフェブカプセル100mg:3,982.40円(1日薬価:11,947.20円)
- ジャスケイド錠9mg:4,190.10円
- ジャスケイド錠18mg:8,363.00円(1日薬価:16,726.00円)
加算の根拠
- 有用性加算:本剤はホスホジエステラーゼ(PDE)4B阻害作用を有し、既存の抗線維化薬や肺高血圧症の適応を有するPDE阻害薬とは作用・標的分子が異なる新規作用機序医薬品であること、臨床試験において、既存の抗線維化薬との併用群も含めて有効性が認められたこと等から、有用性加算(Ⅰ)(A=35%)を適用することが適当と判断した。
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。本剤は優先審査の対象とはされていないことから、例外的な下限として、5%が妥当と判断した。
ピーク時の予測販売金額は578億円です(予測本剤投与患者数1.8万人)。
作用機序やエビデンスについては以下で解説しています。
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ジャスケイド(ネランドミラスト)の作用機序【肺線維症】
続きを見る
ハイツエキシン:原価計算方式【加算あり】
ハイツエキシンの効能・効果である「卵巣明細胞がん」、薬理作用である「PI3Kα阻害作用」を有する既収載品はないことから、薬価算定上の最類似薬はないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
また、有用性加算(Ⅱ)(A=5%)、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)、迅速導入加算(A=10%)の対象でしたが、原価の開示度が50%未満だったため、加算係数ゼロです…。
そのため、加算は付かずに以下の薬価に決定しました。
- ハイツエキシン錠10mg:7,313.40円
加算の根拠は以下の通りです。卵巣明細胞がんで効果が示された初のPI3Kα阻害薬である点が評価されたようですね。
加算の根拠
- 有用性加算:本剤はPI3Kα阻害作用を有する新規作用機序医薬品であり、化学療法歴のあるPIK3CA遺伝子変異陽性の卵巣明細胞癌患者に対する有効性が示されたこと等から、有用性加算(Ⅱ)(A=5%)を適用することが適当と判断した。
- 市場性加算:本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることから、加算の要件を満たす。
ピーク時の予測販売金額は14億円です(予測本剤投与患者数586人)。
アロステムシート:原価計算方式【加算あり】
アロステムシートと類似の効能を有するバイジュベックゲル(ベレマゲン ゲペルパベク)が存在するものの、アロステムシートとはモダリティが異なり、期待される主な作用も異なることから、最類似薬は存在しないと判断されました。
よって、算定方式は原価計算方式です。
また、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)の対象でしたが、原価の開示度が低かったことから加算係数は0でした。
結果、加算はなく以下の薬価に決定しました。
- アロステムシート 5cm×5cm1枚:182,096.00円
なお、加算の根拠は以下の通りです。
加算の根拠
- 市場性加算:本剤は希少疾病用再生医療等製品に指定されていることから、加算の要件を満たす。
ピーク時の予測販売金額は7.9億円です(予測本剤投与患者数25人)。
エドスチラドリン膀胱内注入液:原価計算方式【加算あり】
エドスチラドリンは、膀胱上皮内癌を対象疾患とする初めての遺伝子治療薬であることから、類似薬はないと判断されました。
有用性加算(Ⅱ)(A=10%)、市場性加算(Ⅰ)(A=10%)の対象でしたが、原価の開示度が低かったことから加算係数は0でした。
結果、加算はなく以下の薬価に決定しました。
- エドスチラドリン膀胱内注入液 20mL1瓶:2,327,036.90円
ピーク時の予測販売金額は203億円です(予測本剤投与患者数488人)。
あとがき
今回は新薬と再生医療等製品合わせて4製品中全てが加算対象でした!
以上、今回は2026年7月15日に薬価収載された新薬等4製品についてご紹介しました!
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