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薬剤師になって後悔…辛くて辞めたい時、薬剤師以外の転職も検討しよう

本記事は広告を含みます(令和5年3月28日内閣府告示第19号を受け、不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)に基づく表記)が、全て実体験に基づく内容です。

今の職場を辞めたい・・・

薬剤師という仕事が辛すぎて後悔・・・

給料安すぎで割に合わない、辛い・・・

 

Key
こんな声を現場薬剤師からよく聞くようになりました。

 

この記事で伝えたい事(結論)

  • 辛いなら今すぐ辞めるべき。それは薬剤師だから。
  • あなたの代わりはいくらでもいる。それも薬剤師だから。
  • 退職前には準備を万全にしよう!
  • 失業保険を受け取ろう!
  • 薬剤師以外(調剤以外)の転職を視野に入れよう

 

近年、診療報酬改定により、調剤薬局(保険薬局)や病院を中心に経営が苦しくなっているとの声やニュースをよく聞きます。

 

また、追い打ちをかけるように国の働き方改革によって、今までサービス残業を強いていた店舗・病院も残業代等の支払を余儀なくされ、益々経営が悪化しています。

 

そのしわ寄せにより、現場薬剤師からも

  • 業務過多で辛い
  • 休めない
  • 給料が増えない
  • 風当たりが強くなった

との声を聞くことが多くなりました。

 

薬剤師の業務は病院・調剤薬局・ドラッグストアにおいて本当に多岐に渡るため、あなたの悩み・辛さも様々です。

 

薬剤師が辛いと思ったら、調剤に縛られない、薬剤師以外の仕事も検討してみませんか?

 

実は薬剤師の知識・経験を活かした働き方は調剤だけではありません。昨今では調剤以外の様々な働き方も用意されているのです。

 

Key
今回は薬剤師の仕事・職場が辛くて辞めたい時、あなたの今後を見つめなおすヒントになればと思い、記事を作成しました。

 

辞めるまでの手順・準備とその後

あなたの職場が辛くて辛くて辞めたくなった時、すぐに退職しても良いものでしょうか?

 

答えは簡単で、

はい。すぐにでも辞めてください。

 

なぜなら、あなたは薬剤師だからです。

地方を中心に薬剤師不足が言われていますが、正直なところ、病院・薬局は人員を増やす努力をしていません。人が離れていくのは当然と言えます。またあなたが辞めても他の薬剤師を雇えば仕事は回っていきます。

 

そんなことよりもまず第一に考えるのがあなたご自身の心身の健康状態です。精神もすり減って、身体も悪くしてギリギリの状態でようやく退職・・・・こんな状態は絶対に避けなければなりません。冗談ではなく、過労で亡くなった人を私は知っています。

 

  • 「なぜ死ぬ前に辞めなかったのか?」
  • 「辛かったら言えばいいじゃないか。」

そんな冷たい言葉が飛び交いますが、本人には自覚がなく、ただ一生懸命目の前の仕事を遂行しようと努力し続けます。

 

Twitterでバズったとある方の漫画↓↓も是非ご覧になってください。人間、過労になりすぎると精神も崩壊していくのがよく分かります。

【参考】「 死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)|昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました。

 

Key
お金を稼ぐ以上に心身の健康が一番です。なぜなら、薬剤師は健康なら何回でも何度でもやり直せるから。

 

独身の方も家族・子供がいらっしゃる方も同じですよ。薬剤師資格があるならば、命を削ってまで職場にしがみ付く必要はありません。

 

それでは退職するまでにどのような準備・手順が必要なのか、以下の4STEPについて解説していきます。

  1. 辛い・辞めたい理由・原因を明確にする
  2. 退職の準備を万全にして退職する
  3. しっかりと休養を取る。失業保険も忘れずに
  4. あなたが望む働き方をゆっくり探す

 

①辛い・辞めたい理由・原因を明確にする

まずはあなたの職場の「何が辛くて辞めたくなっているのか」、コレを明確にしてみましょう。

明確にしておくことで、休職中や再就職の際にきっと役に立ちます。

 

薬剤師の業務は多岐に渡りますので悩み・辛さも人それぞれです。例えば、よく聞く理由には以下がありますね。

  • 人間関係(同僚、上司、後輩)
  • 仕事上の悩み(レベルアップが望めない、大きなミスをしてしまった、等)
  • 休みが取れない。心身上の負担大
  • サービス残業が横行している
  • 通勤に時間がかかりすぎる
  • 給料が低すぎて割に合わない
  • 自分に薬剤師は合っていない

 

Key
もしかしたらあなたも同じような理由で辛くて辞めたいとお考えかもしれません。

 

しかし、悲しいかな、薬剤師の職場環境は「綺麗でホワイト!」というには程遠い現実があります。もちろんホワイトな職場環境も存在していますし、増えてきています。

実際に薬剤師が辛い・辞めたいと感じる声を拾ってきましたのでご紹介します。

 

薬剤師の声

派遣さんの教育にうんざり…

30代女性薬剤師

うちの調剤薬局に来た派遣薬剤師さん。

社会人経験がなく、処方箋の見方も劇薬向精神薬も知らない(正直、薬剤師免許があるのか見せてほしい)。

何を教えてもメモは言っても取らずに、一回では覚えられないと断言し離れたところからただ座って見てる。みんな忙しいのに疲れ倍増です。正直もう、辞めちゃいたい。

 

あるあるですね・・・。派遣薬剤師は即戦力!のイメージですが、人手不足で誰彼構わず採用してしまうとこんな状況に陥って、職場全体の士気も下がってしまいます。

 

薬剤師の声

とある個人薬局の不倫騒動でドロドロ

男性薬剤師

社長(38歳元MR)と27歳の薬剤師がどうも不倫しているようなのです。

で、現場のことや人間関係を社長に吹き込んでいるようで、社長が人間関係をかき乱してます(あの人がこう言っていたとかを他の人に話す)。

その薬剤師も、会社のことを管理よりも知っていることが多く、なんだかなあという感じです。

こんな公私混同する社長がいる会社など、将来性もないし辞めたい。

 

ドロドロの人間関係ですね・・・。ここまで酷いのはあまりないと思いますが、やはり薬剤師の悩みとして「人間関係」というのは多いように思います。狭い環境ですからね、尚更です。

 

薬剤師の声

サービス残業の横行

調剤併設ドラッグストア薬剤師

大手の調剤併設DSも似たようなものです。

表向きサービス残業はゼロとか言っていますが、実際には業務が終らず、タイムカードを押してから調剤室で一包化の予製や薬歴作成、多い人は1日2時間以上サービスです。

まともに残業時間を申請すれば上位職が訪ねてきて事務所で嫌味交じりの圧迫面接です。現場責任者も我が身可愛さで見て見ぬ振り・・・

若い子はやる気無くすし、離職率も高い。もっとスタッフが生き生きと働いている職場にして欲しいのですが・・・

 

現在は残業をしっかり把握して適正な労働環境にすることが求められていますが、表向きばかり気にして裏では超絶ブラック・・・というのもよくあります。

 

Key
実際に私の前の職場もそうでした。

 

チャイムと同時にタイムカードを押して、「さぁ、ここから本番スタート!!」みたいな空気です。マジで止めて欲しいですよね。。

 

もしサービス残業が横行しているようでしたら、必ず「正確な勤務時間をメモしておく」ことをおススメします!メモ帳手書きでもスマホアプリでも何でも構いません。退職後に有利に働く可能性があるからです。

 

さて、ここまで実例を紹介してきましたが、あなたの辞めたい理由を改めて考え直すことができたでしょうか?

 

これを明確化しておくことで、今後、あなたが働く上で大事にしたいことが見えてくるはずです。

 

もし薬剤師経験年数が浅くても同じです。第二新卒の転職については以下の記事で解説しています。

第二新卒の薬剤師が転職を成功させるポイント|安易な選択は失敗の原因!?

続きを見る

 

②退職の準備を万全にして退職する

続いて、退職までの準備についてです。民法第627条第1項では、2週間前に上司等へ退職の旨を伝えることで退職が可能です。

 

Key
ただし、独自の就業規則によって「1か月前」と決められていることもありますので、できるだけ余裕を持って上司に退職の旨を伝えるようにしましょう。

 

いざ辞めることを決心したら、結構、人間吹っ切れるものなんです(笑)。私もそうでした。妙に仕事が捗ります。

 

退職までに、可能であれば職場内・業務を綺麗にしていきましょう。「立つ鳥跡を濁さず」ですね。

濁しまくって辞めてしまう(例:引継ぎ無し、PCのデータ持ち出し、等)と、最悪の場合、損害賠償等のトラブルに発展することもありますからね。

ダメ元で言ってみると、意外とスムーズに退職できることもあります。

 

そうは言っても、スムーズに退職させてくれなかったり、上司と顔を合わせるのも嫌!ということもありますよね・・・。薬剤師の場合、こっちのパターンの方が多いかも・・・?

薬剤師の声

退職拒否されて退職できない

男性管理薬剤師

業務量や待遇面、人間関係等を考慮し、退職したいことを上長に伝えたところ、

この店舗は基準調剤加算を算定している。君が管理薬剤師を辞めると 加算がしばらくとれなくなり、莫大な損失になる。会社にとってそんな身勝手なこと、できるわけないよね?

と言われてしまいました。

店舗にはあと3人薬剤師がいますが、

  • 一人は32時間以上の勤務をしていない
  • 一人は新卒で配属されたばかりで数か月しか経っていない
  • 一人は管理になりたくない

と宣言しているので、自分が降りると管理薬剤師をする人が誰もいなくなります。

 

このように退職届が受理されない場合(“在職強要”と言います)でも、原則として労働者には退職の自由がありますので辞めることが可能です!

期間の定めのある雇用契約の場合は別

 

もし在職強要で辞めたくても辞められない場合、最終手段として「退職代行サービス」も視野に入れてみてください。

 

通常、退職代行サービスの相場は50,000円前後ですが、上記のニコイチなら28,000円と破格です。またこれまでの退職成功率は100%とのことです。

 

Key
まぁ、退職代行サービスなんか利用せずに円満退職できるのが一番良いのですが、そうも言ってられない状況もあると思います。

 

③しっかりと休養を取る。失業保険も忘れずに

無事に退職できたらしっかりと休養を取りましょう!

 

旅行に行ってもよし、漫画を大人買いするもよし、絵を描くもよし、ゲームをするもよし、映画・アニメを見まくるもよし、趣味に没頭するもよし、スポーツをするもよし、釣りをするもよし、家族・子供と思いっきり遊ぶもよし、親孝行もよし、世界一周もよし、家でゴロゴロ過ごすもよし!

 

Key
やりたかったことがあれば思いっきりやって英気を養ってください。

もしかしたら旅行中にカメラにハマって、カメラマンの仕事をすることになるかもしれませんよ!

 

休養=悪いこと、ではありません。

休養から得られることも多くありますし、視野を広げて経験を積むことはあなたの人生にとってもプラスに働くはずです。

 

また、休養中は収入が無くなりますので「失業保険(正式名は雇用保険の基本手当)」も申請しておきましょう。

 

これは雇用保険の一種で、職が無い一定期間中、前職の収入に応じたお金が貰える制度です。申請・手続きはハローワークの窓口に行く必要があり、少々面倒ですが、息抜きがてらに是非ご活用ください。

 

<失業保険の支給額(日額)>

  • 離職日直前の6ヵ月の決められて支払われた賃金の合計÷180=賃金日額

実際の受給額は賃金日額のうち、50~80%となります。(個人差あり)

 

退職理由(自己都合 or 会社都合)と年齢・被保険者期間(前職の雇用期間)によって、支給を受けられる期間が変わります。

退職理由 自己都合 会社都合
最短支給開始日 2か月と7日後 7日後
給付日数
(年齢と被保険者期間による)
90~150日 90~330日
必要な被保険者期間
(前職の雇用期間)
1年以上 半年以上

 

自己都合退職でも失業保険は貰えますが、理由によっては会社都合退職にできる場合もあります(例:サービス残業が多い、パワハラ・セクハラ、通勤時間が長すぎる等)。

 

Key
ですので前述のように正確な勤務時間等はメモ・記録を作成するようにしておきましょう。パワハラ・セクハラの場合も同様です!

 

詳しくは他サイトで専門家が解説していますので是非ご覧ください。

 

その他にも「特定理由離職者」に該当すれば「会社都合退職」と同様の条件で失業保険を受給することができます。詳しい条件については厚生労働省のHPをご確認ください。

【参考】厚生労働省特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準

 

 

ただし、失業保険を受給している期間中に再就職すると受給はストップしてしまいますのでご注意ください。

バイト・派遣でも以下に該当する場合、就職と判断されて受給がストップしますので注意が必要です。もしバイトや派遣で働くのでしたら、週2日勤務や短期・単発の契約をしましょう。

就職と判断される場合

  • 1週間の所定労働時間が20時間以上の場合
  • 31日以上の雇用が見込まれる場合

 

失業保険の受給までの手順・手続きについてはハローワークのHPをご確認くださいませ。

 

④あなたが望む働き方をゆっくり探す

しっかりと休養を取っている期間中、今後のあなたが望む働き方をゆっくりでいいので探しましょう。

 

Key
焦って後悔しないためにも、時間をかけて考えて良いのです。

 

本当にあなたに合った働き方はもしかしたら薬剤師ではないのかもしれません。

 

実際に私の知り合いには薬剤師でも以下のような薬剤師以外の世界で働いている方がいらっしゃいます。

  • サイト運営・制作
  • ダイビングのインストラクター
  • 沖縄宮古島の公務員
  • 予備校の講師
  • カメラマン
  • 記者・ライター
  • 英会話教室の先生
  • マナー講師
  • 投資家
  • 麻薬取締官

等々、世の中には薬剤師以外のたくさんの選択肢が広がっています。

 

薬剤師の資格は正直、いつでも使えます。60歳過ぎてからでも使えます。でも薬剤師以外の働き方の選択肢は今でないとできないかもしれません。

 

もし薬剤師としてまた働きたいのであれば、前職を辞めたい・辛いと感じた理由が明確になっていれば、それを除外した職場探しが可能になります。

  • 調剤薬局以外の働き方
  • 大手薬局以外の働き方
  • サービス残業が皆無の職場
  • 休みが取りやすい職場
  • 勤務地が家から近い職場
  • 人間関係が良好な職場

 

Key
あなたが今後どう働きたいのか、じっくりと考えて探してみてください。

 

薬剤師(調剤)以外の仕事については以下の記事で紹介しています。起業して全く別の道を歩む薬剤師さんも!

 

最後に

本記事のまとめ

  • 辛いなら今すぐ辞めるべき。それは薬剤師だから。
  • あなたの代わりはいくらでもいる。それも薬剤師だから。
  • 退職前には準備を万全にしよう!
  • 失業保険を受け取ろう!
  • 薬剤師以外(調剤以外)の転職を視野に入れよう

 

辞めることは逃げでも恥でもありませんし役にも立ちます。休養中に思いがけない出会い、気付きがあるかもしれません。

 

無理にしがみ付いて心身を壊してしまったら本当に元も子もありませんよ…。薬剤師は元気なら何度でもやり直しが利きます!

 

辛い・辞めたいと考えたのであれば、退職してしっかりと休養を取ってください

 

薬剤師以外の働き方を探してみるのも良いと思います。しかし、大手の転職サイトは「調剤」の求人が中心のため、おススメできません。

唯一、調剤以外の求人も保有しているのがアプロ・ドットコムなので、ゆるーく情報収集してみてはいかがでしょうか?

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  • この記事を書いた人

Key

【保有資格】薬剤師、2級FP技能士、基本情報技術者他
【経歴】某私立薬科大学・大学院卒。
製薬会社一本のキャリアです。現在は、薬剤師資格を活かしたメディカルライターなどの副業も行っています。
プロフィール・運営者詳細

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