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薬剤師が調剤以外で転職するならどんな仕事があるの?起業の道もあり

本記事は広告を含みます(令和5年3月28日内閣府告示第19号を受け、不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)に基づく表記)が、全て実体験に基づく内容です。

薬剤師が薬剤師以外で転職するならどんな仕事・職があるのか紹介しています。

薬剤師の資格があるからといって「調剤のみの薬剤師」といった働き方に縛られていませんか?

 

実は薬剤師はその知識や経験を生かして調剤以外の働き方も豊富に用意されています。また、「失敗しても薬剤師資格がある」ことで思い切った働き方ができるのも薬剤師の醍醐味ではないでしょうか。

 

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実際、私の友人や知り合いには薬剤師と全く関係ない道で働いている方もいらっしゃいます。

 

今回の記事では調剤以外の薬剤師の働き方、また起業した実際の方々を紹介していきます!ぜひ、あなたの今後の働き方の参考にしてみてくださいね♪

 

メディカルライター

メディカルライターとは、医学・薬学などの専門知識を活かして文章を作成する専門職です!

“文章”と言っても、製薬企業やメディア・出版社等、様々な文章が存在します。

 

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またご自身でサイトやブログを立ち上げて副業とする方法もありますよ。
私たちも本サイトを立ち上げて運営していますからね!
木元

 

今回は代表例として、製薬企業とメディア・出版社系を紹介します。

 

製薬企業向けのライター業務

製薬企業の主なライター業務は以下の通りです。

  • 製品や病態に関するホームページ記事作成
  • 添付文書・インタビューフォームやパンフレットの作成
  • 治験計画書の作成
  • 臨床試験の統括報告書作成
  • リスクマネジメントプラン(RMP)の作成
  • 論文翻訳業務
  • 文書のQC業務

QC:Quality Controlの略で直訳すると「品質管理」。文章のQC業務は、内容に間違いがないか、文章の妥当性、誤字・脱字のチェックなどが該当します。

 

最近では外資系を中心に、添付文書やインタビューフォームの作成、QCを外注していることが多くなってきました。

 

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それに伴い、医学・薬学に精通している人材への求人も増えつつありますね。在宅勤務OKな案件も増えてきている印象です。

 

私が製薬企業向けで経験したことがあるのは治験用の記事作成です。内容はお見せできませんが以下が記事の原稿と校閲の履歴(wordファイル)です。

製薬企業の治験向けの記事作成

 

治験用ですので、文章のチェックや確認作業は細かいです。そのため5~6回程、製薬企業の担当者とやり取りを行って文章の修正等を行いました。

 

製薬企業向けの文章はQCがしっかりしているため、より正確性が求められる印象でしたね。

 

メディア・出版社向けのライター業務

メディア・出版社のライター業務案件には主に以下があります。

  • 医療系ニュース記事の作成
  • 薬剤師の体験談(調剤、病院、転職など)記事の作成
  • 薬の解説記事
  • 医療関本の編集者・取材

 

メディア向けのライター業務はほぼほぼ在宅OKです。

 

私がメディア向けで経験したことがあるのは薬剤師の転職体験談記事ですが、こちらは数回の手直しだけで完成しましたね。一度も対面することなく、全て在宅でメールと電話のやり取りのみで完成しました。

 

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体験談記事は経験に基づいて書いていけるため、初めての方でも比較的書きやすいと思います!

 

また、多くの場合フォーマットが指定されている(見出しや書き方等)ため、それに沿って書くとスムーズです。従って、体験談記事はライター未経験の方にもおススメできますね。

 

実際にアプロ・ドットコムの求人情報を探してみると、学術資材作成・メディカルライティングの求人が掲載されていますね!

アプロ・ドットコムは、医療系情報系の大手外資企業である「IQVIA」社(旧:クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン)のため、企業求人に強いといった特徴があります。

アプロ・ドットコム|「企業」で検索

 

最近では在宅ワーク・テレワークも導入されているため、働き方も柔軟♪

薬剤師がリモートワーク可能な働き方を副業・本業(転職)別に実体験に基づき解説しています。
薬剤師も在宅ワークの時代!オンライン服薬指導・ライターにチャレンジ

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製薬企業・卸の内勤職

製薬企業・卸の内勤職の道もいかがでしょうか。

 

製薬企業なら前述のメディカルライター以外にも

  • 営業部門(MR)
  • GVP部門
  • メディカル部門(MSL:メディカル・サイエンス・リエゾン)
  • 学術部門
  • 薬事部門
  • 開発部門
  • QC部門
  • 品質管理部門
  • 物流管理部門
  • コンプライアンス部門
  • 研修部門

などなど、薬剤師の専門性を活かした働き方も充実しているのも製薬企業の特徴ですね。

 

私の知り合いの病院薬剤師も5年目くらいに製薬企業のMRに転職し、その後、学術部門に異動していました。

 

最近ではMRの採用数は減少傾向にある一方で、データマネジメントや臨床開発モニター(CRO含む)の薬剤師採用は増加傾向にあります。実際にアプロ・ドットコムでも高年収求人が増えていました。アプロ・ドットコムは製薬企業の幅広い求人を保有しているのでいいですね~。

アプロ・ドットコム|「企業」で検索

 

 

続いて、卸の薬剤師(MS以外の内勤職)についてです。

卸の本社勤務だったり、デポ勤務だったり、支店勤務だったり、採用によって勤務地は変わります。

 

主な業務は現場向け資材作成、営業員への教育・対応ですね。製薬企業で言うところの学術担当者のような働き方でしょうか。

 

年収は製薬企業には劣りますが、大手広域卸の場合だと700~800万円も狙えます!基本、時間外労働が全く無く、土日祝が休日なところもいいですね。

 

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物流センター

物流センターでは管理薬剤師の求人が多数あります。

勤務地としては地方が多いですね。もし、「地元に帰って調剤以外の職を探したいな」と思うなら物流センターの求人は丁度良いと思います。

 

管理薬剤師といっても調剤をするわけではなく、在庫管理等の以下の業務が主です。

  • 日々の薬剤入出庫の管理
  • 薬剤管理状況の管理(室温・冷蔵温度や湿度のチェック、不良品の有無)
  • 管理帳簿の作成・管理
  • 許可書や届出の申請業務
  • 添付文書改定時のMSさんへの指示・研修など
  • PMS(企業による)

 

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企業・卸の管理薬剤師業務は基本内勤で事務作業がメインですが、年収は若干低めです。

アプロ・ドットコム|「企業」で検索

 

製薬企業や卸の内勤職、後述の予備校講師よりも比較的ゆったり働けるため、セカンドライフの選択肢としてはアリ寄りのアリだと思っています。

 

予備校講師

続いては少し変わり種の国家試験向け予備校講師です!

 

これは元薬ゼミ講師、現看護師予備校講師の私が専門(笑)
木元

 

木元 貴祥の予備校講師の講義の様子

木元の講義の様子

 

主に薬剤師国家試験向けと看護師国家試験向けの予備校がありますが、いずれも大勢の生徒の前に立って授業を行うのが予備校講師の基本業務です。

 

その他、授業の事前準備として講義資料作成や、国家試験対策講習会の問題作成の業務がありますね。

  • 各学校で指定された講義資料作成・校正
  • 講習会で使用する演習問題の作成・校正
  • 夏期講習、冬期講習、直前講習の資料や問題作成

 

授業のベースとなるテキストは予備校で用意していますので、資料作成は「問題作成」が中心となります。

看護予備校で作成した演習問題実際に木元が作成した演習問題

 

では具体的な予備校の求人を紹介しましょう!

 

薬剤師国家試験向け

まずは薬剤師国家試験向けの予備校ですが、薬学生・薬剤師なら知らない人はいない「薬学ゼミナール(薬ゼミ)」が代表格ですね!

その他にも中小いくつかの予備校があり、求人は直接予備校のHPから応募します。

 

木元
リンクを置いておきますので、ぜひ興味があれば応募してみてください♪
予備校 応募サイト
薬学ゼミナール 薬ゼミ採用ページ
メディセレ 採用情報
REC 採用情報
ファーマプロダクト 講師募集のお知らせ

 

看護師国家試験向け

薬剤師ならあまり知らないかもしれませんが、看護師国家試験でも薬剤師と同じく予備校が存在しています。

 

主な授業には

  1. 看護専門学校の単位取得のための授業(平日)
  2. 看護師国家試験合格のための講習会(土日)

の2つがあります。

 

「①看護専門学校の授業」については、看護専門学校の非常勤教員として単位取得のための授業を行っていきます。主な勤務地は関東・関西近郊の専門学校です。

 

勤務時間は9時~16時20分頃までの場合が多く、ご自宅から直行・直帰もOKです!もちろん交通費は全額支給されますのでご安心ください。

また、専門学校のカリキュラムによっては、午前 or 午後の半日のケースもあります。

 

 

「②国家試験合格のための講習会」については、看護師の国試対策の講習会を埼玉・東京・名古屋・大阪・神戸など大きな都市の駅前のビル(貸し会議室)で行います。

勤務時間は13時集合で20時頃の解散です(講習会自体の講義は14時~19時半)。

 

木元
質問が出た場合、最大21時頃までは残る可能性はあります(国試直前期には、そういうこともあります)。

 

授業の進め方としては基本、黒板・ホワイトボードを使用して文字や図表を書きながら進めていきます。大学の講義と同じような印象でしょうか。

看護師予備校講師の実際の講義風景講習会での講義風景

 

慣れない間は、授業の動画もございますし、他講師の講義も見学させてもらえます。先輩講師の「真似」から始めていくのがおススメです♪

 

もう少し詳しい話は以下の記事で紹介しているため、応募も以下のページからお願いします。

薬剤師・看護師急募!看護専門学校の予備校講師求人で年収700万円以上確定!
看護専門学校向け予備校講師(教員)のバイト・正社員求人!副業もOK

続きを見る

現在、薬剤師の募集は一時中断

 

その他

その他、マイナーですが、美容系の国家試験対策講師として薬剤師の求人もあります!

ファルマスタッフ|「教員」で検索

 

起業して薬剤師(調剤)以外の道を歩むのもあり

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ここまでは調剤以外で雇われの働き方について紹介してきました。

 

ここからは独立起業したり、法人化したりと「雇われない」働き方をしている薬剤師を簡単にご紹介していきます!参考にして貰えたら嬉しいです。

 

ライター業で個人事業主として開業したまいまいさん

まずは、医療関係者向けのライター育成講座をされているまいまいさんです。

 

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オンライン・オフライン問わず幅広く活躍されている薬剤師ですよ~。

 

オフラインではwebライティングやwebデザインのメンター講師、キャリアスクールでの統括業務、オンラインでは「医療ライターのはじめかた」という講座や、医療×webで働く人たちの作業会、「webライティングと副業について話そう!」などの単発イベントを開催されています。

医療ライターのはじめかた:医療資格を活かしたライターとしての第一歩をサポート

続きを見る

 

ウォーキング会社を設立した竹澤摩佑子さん:株式会社マティ

続いては薬剤師でありながら、ウォーキング会社を設立した株式会社マティの竹澤摩佑子さん。

 

薬剤師で患者さんと接していたからこそ、歩き方の大切さに気付き、自ら会社を設立されています。

私は薬剤師として医療にも携わっておりますが、薬剤師という仕事も学びの多い大好きな仕事です。

薬剤師として薬物治療が必要になってしまった患者様と接していると、「先生に健康の為に歩けと言われるけれど、大して効果が出ない」とおっしゃる声をよく耳にしますが、ゴルフやテニス同様、「歩き方」にも正しいフォームがあり、間違ったフォームをとることで効果が出ない或は身体を痛めてしまう可能性があります。

私たちのお伝えする「正しい姿勢や歩き方」は一次予防の一種と考えています。

株式会社マティ|代表挨拶

 

社労士事務所を開業した薬剤師ttさん

ドラッグストアで2年、調剤薬局10年働いた後、社労士資格を取得した薬剤師ttさん。現在は薬局など医療機関メインの社会保険労務士として活躍されています!

 

薬剤師ttの社労士開業への道」というブログも運営されていて、社労士取得までの努力や苦労、志も垣間見れるのでおススメですよ~。

 

サイト運営・執筆業・講師業で法人化した木元 貴祥

パスメド(PASSMED)は薬剤師が運営する医療関連サイト

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最後に木元 貴祥氏です。
ども。簡単に起業・法人化までの流れを紹介します。
木元

 

私は20代の中頃までは、起業といえば「会社を辞めて、一念発起」というイメージでした。自分のアイデアを形にしてみたいという思いは心の内にあったものの、当時は新婚の身で、「起業にチャレンジするなど、もしも失敗したら妻に大きな迷惑をかけてしまうのでは?」と考えていました。

しかし、たまたま立ち寄った本屋にて、「週末起業サバイバル(著:藤井孝一)」という本に出会い、会社を辞めなくても起業できることを知り、衝撃を受けました。2012年のことです。

 

それからは、自身のMRで培った営業スキル、予備校で培った講義・資料作成スキル、そして薬剤師としてのスキルを融合させ、如何にビジネスとして展開できるか考える日々でした。

その後、紆余曲折あって、個人事業主として開業した後、パスメドとしてKey君と共に以下のサイト運営を中心に展開していきました。

 

Key
上記サイト運営には私(Key)も関与していて、私自身もサラリーマンとして働きながら個人事業主として開業しています。

 

その他、本の執筆業も行っています!
木元

 

主な著書は以下の通りですね。

 

執筆は今も進行中のプロジェクトがありますので、今後もどんどん出版していく予定です!

 

パスメドの事業内容

 

まとめ

今回の記事では調剤に縛られない薬剤師の働き方・可能性について紹介しました。

 

薬剤師は専門性を生かして様々な働き方が可能です。調剤に縛られる必要は全くありません。

 

Key
実際に私も調剤・OTC経験、製薬企業勤務、メディカルライター、個人事業主と様々な働き方を経験しています。

 

全て薬剤師という根幹は同じですが、その知識・経験は多方面に発揮できるため、非常に面白く、有意義な人生を歩んでいると思っています。

 

開業・会社設立など、事業に挑戦して、もしも失敗してしまっても、私たちには「薬剤師免許」があります。この免許があることで、思い切った挑戦もできるのではないでしょうか?

 

一度きりの人生、薬剤師以外に思い描いていた夢があるなら、私は挑戦される方を応援したいです。

 

とは言っても、いきなり起業も難しいと思いますので、まずは雇われとして調剤以外の道を模索してみませんか?

選択肢を増やすならアプロ・ドットコムが一番です。

 

他の転職サイトは「調剤」の求人がメインのため、調剤以外を探すならアプロ・ドットコムでまずは情報収集してみてくださいね♫

アプロ・ドットコム公式サイト

希望雇用形態は「正社員」を選ぼう!

 

 

お知らせ

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  • この記事を書いた人

Key

【保有資格】薬剤師、2級FP技能士、基本情報技術者他
【経歴】某私立薬科大学・大学院卒。
製薬会社一本のキャリアです。現在は、薬剤師資格を活かしたメディカルライターなどの副業も行っています。
プロフィール・運営者詳細

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