- 「子どものために貯金しておきたい」
- 「家族で楽しく外食するためにも稼いでおきたい」
と考えて、介護職への復職を検討しているあなた向けの記事です。
最近では共働き世帯も増えてきているため、「子どもは大好きでも、ずっと家で一緒だとつらいときがある…」「働きに出て、給料をもらいながら上手に気分転換したい」という理由で復職を検討しているママさんも少なくないでしょう。
さらに、急なお子さんの看病に利用できる「看護休暇制度」や公的制度である「再就職準備金貸付事業」もご紹介します。
ブランクのあるママさん介護職が、復職を成功させるために必要な情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧くださいねー♪
全国の求人に対応!
復職の際に押さえておくべきポイント4つ
ブランクのあるママさん介護職が、復職を成功させるポイントは4つです。
- 業務に集中すると周りのスタッフからの信頼を得られる
- 子どもの体調が思わしくないときは上司に報告しておこう
- 仕事で100点を目指すことはやめよう
- 介護福祉士資格を取得すると復職も有利
業務に集中すると周りのスタッフからの信頼を得られる
子どもの体調不良で早退したり1日お休みしたりした後は、「迷惑かけちゃったかも…」と気持ちが落ち込んだり、「白い目で見られないかな…?」と同僚の目が気になったりするかもしれません。
介護の仕事は、限られた人員で業務を分担して行っているため、自分ができなかった仕事を周りの同僚がカバーすることもあるでしょう。そのため休み明けの日は、「嫌味を言われたら嫌だなあ」と気分が暗くなるママさんもいらっしゃいます。
実際に、2人のお子さんを育てながら復職したママさん介護職も、「同僚や上司への気づかいが一番大変だったかも…」と教えてくれました。
ですが、そんなときこそ!!!目の前の業務に全集中だよーーー!
周りを気にしすぎるあまり、目の前にいる利用者さんの介助がおろそかになってはいけません。
移動介助や入浴介助、食事介助での介護事故は、利用者さんの命の危険にもつながります。事故を予防するためにも、まずは目の前の業務に集中しましょう。
業務にしっかり取り組みながら、「お休みをありがとうございます」という姿勢を表すと、同僚や上司からの信頼を得られるようになるのではないでしょうか。
子どもの体調が思わしくないときは管理者に報告を
- 「朝起きると子どもの顔が赤い…熱はないけど喉が痛いみたいだ」
- 「保育園が預かってくれて出勤できたけど、いつ保育園からお迎えの要請が来るかわからない…」
ママさん介護職ではなくても、働きながら子育てをしている方なら、一度は経験する場面ですよね。
子どもの体調が思わしくなくて、保育園や幼稚園からお迎えの要請が来そうなときは、早めに現場の管理者に報告しておきましょう。
同僚より管理者を優先させるのには、理由があります。
管理者は、現場が円滑に機能するよう管理・調整する役割を担っています。そのため、職員の急な休みがあれば、職員を手配したり一日のスケジュールを調整したりして、問題が起こるのを未然に防いでいるのです。
お迎えの要請がきて早退する可能性があるなら、事前に管理者に報告しておきましょう。実際に早退することになっても、管理者は慌てずに調整作業を行えるため、管理者の負担が軽減されます。
ある介護現場では、ママさん介護職が早退するかもしれないとわかると、
「もしかしたら○○さんが、お子さんの看病で早退するかもしれません。人員が減るので無理のない範囲で業務にあたってくださいね」
と管理者が現場の職員にさりげなく声をかけていました。
管理者から一声あると、現場のスタッフは肩の力を抜いて仕事に取り組めるようになります。ママさん介護職が、管理者に先に報告しておくことで、現場の職員の負担軽減にもつながるのです。
仕事で100点を目指すことはやめよう
復職してすぐ成果を出そうとすると、心身に大きな負荷がかかってしまいます。
はじめは、新しい生活に慣れることを優先しましょう。仕事は、高くても80点くらいを目標にして問題ありません。
周りの流れに合わせて、「気づいたら100点の仕事を目指していた…」というのは、ママさん介護職の復職でよくあるケースです。というのも、介護は利用者さんのペースに合わせる仕事のため、休みたいときに休めない場面も発生するからです。
「イライラする」「疲れがいつまでも抜けない」「寝つきが悪い」、そんなときは、気づかないうちに100点を目指す働きかたをしているのかもしれませんね・・・。
40歳ママさんの経理事務職のケース
出産後、1年間の育児休暇を取得。保育園が決まったので復職したところ、育児休暇前にあった自分の居場所がなくなっていました。
以前の自分の仕事は、後輩が担当しており、役職も相手の方が上の立場に。
元々負けん気の強いママさんは、「仕事で見返してやる」とがんばったのですが、子どもはようやく2歳になったばかりでした。保育園へのお迎えや子どもの看病などで、仕事に取り組む時間がなかなかとれません。
うまく物事が進まないストレスが重なり、子どもにやさしくする余裕がなくなったとき、「これは無理だな」と気づいたそうです。
「物理的に時間がとれないのは自分のせいじゃない。子どもにイライラするのはおかしい。」「そもそも私は子どものために働いている。これじゃ本末転倒じゃないか…」と感じといいます。
その後、ママさんは「あたえられたことをしっかりやるだけ」と軌道修正を行い、ストレスは大きく軽減しました。
結果、100点の成果を出すという目標を辞めたことで、育児に余裕をもって取り組むことができたようです。
新しい会社に復職したママさん介護職の中にも、早く馴染もうとがんばる人がいるかもしれません。もちろん、やる気をもって仕事にあたるのは素晴らしいことです。
ですが、もしも余裕がなくなってきたと感じたら、仕事で成果を出すのはいったんストップしましょう。自分を大切にすることは、子どもを大切にすることにもつながります。
介護福祉士資格を取得すると復職に有利
介護福祉士は国家資格です。
介護福祉士資格があると、復職の際には本っっっ当に有利に働くため、ぜひ取得を目指してください!!
介護施設が受け取る介護報酬の中には、「サービス提供体制強化加算」という項目があります。サービス提供体制強化加算とは、介護福祉士を所持する職員が一定の割合より多くいる施設に、一定額の報酬が上乗せされる仕組みです。
介護施設を運営する会社は、介護福祉士を所持する職員を1人でも多く確保して、報酬を増やしたいと考えています。
実際にパートで介護職に復職したママさんが、働きながら介護福祉士を取得したところ、経営者の目に留まり正職員に昇格できたケースもありました。
- パートの介護職員として入職する
- 仕事と家事の両方をこなしながら、資格の勉強をする
- 介護福祉士を取得!
- 子育てに余裕がでてきたタイミングで、キャリアアップを考える
- 「在籍している会社の正職員にしてもらう」または「転職する」
現在の自分に介護福祉士の受験資格があるか確認しておきましょう。介護福祉士は復職を有利にしてくれる資格のため、もし受験資格があれば積極的に受験して合格を目指してください。
復職するならデイサービスがおススメ
さて、復職はしたいものの、実際に復職するにはどの職場がいいんでしょうか?
数ある介護施設のうち、ブランクのあるママさん介護職におススメしたい介護施設がデイサービス(通所介護施設)です!!
デイサービスの一番の特徴は、勤務時間が日勤帯のみである点。
メリットとデメリットを抑えておきましょう!
デイサービスのメリット
ママさん介護職が、デイサービスで復職するメリットはこちらです。
メリット
- ママさん介護職が多いため、同じ境遇のママさんと出会える
- 急な休みにも対応してもらえる
- 季節行事に子どもを連れていける施設もある
- 送迎業務が意外な息抜きになる
デイサービスは、一人で多数の利用者さんを見守りするというより、複数の職員で複数の利用者さんを見守りするスタンスです。そのため、職員の急な休みに対して、入居施設や訪問介護より対応しやすいのが特徴ですね。
送迎スタッフが足りない場合でも、運転できる他部署の職員に助っ人を頼むこともできます。
デイサービスでは、送迎業務で1人になる時間ができたり、気の合う同僚と送迎中に話がはずんだりと、息抜きの時間も生まれます。
いろいろあって疲れたときは、気分転換のためにわざと回り道して帰る介護職員もいました(笑) コレ、大事!←
デイサービスのデメリット
一方で、デメリットもあります。デイサービスのデメリットも確認しておきましょう。
デメリット
- 入居施設に比べると給料が低い
- 接客や盛り上げ役が苦手な人はつらい
- 季節行事の際は残業が増えることも
- ワゴン車の運転がある
ほとんどのデイサービスにはレクリエーション業務があります。大きな声を出したり盛り上げたりする役割も求められるでしょう。大きな声を出すのが苦手な方は、慣れるまでつらいかもしれません。
またデイサービスには、夜勤手当や早番手当などがないため、入居施設より給料が低くなる傾向にあります。
しかし、介護職員を対象とした「介護職員処遇改善加算」が創設されてから少しずつ給料は底上げされています。給料がネックでデイサービスを選ばなかったというママさんも、もう一度検討してみてはいかがでしょうか。
ママさん介護職が復職先を探す方法
介護職が復職先を探す方法をご紹介します。
元同僚から人づてで紹介してもらったり、自分で探して応募するといった方法もありますが、いずれもおススメはできません。
なぜなら、一つ一つの求人に対して自分で調べて、履歴書・面接対応を行い、自分で応募する必要があるからです。
子育てで忙しいママさんには不向きで、そんな時間があるなら、ぜひお子様と一緒に過ごす時間を作ってあげてください!!
子育てや家事に忙しいママさんこそ、転職エージェントサイトを利用して復職活動を進めるべきです。
転職エージェントサイトでは、担当のエージェントが、希望条件にマッチする求人を探してくれます。パートを希望する方なら、「最低でもこのくらいの時給が欲しい」と伝えれば、条件にあった求人を探して提示してくれるのです。
パートから正職員を目指す方なら、キャリアアップに力を入れている企業をリクエストすることも可能。もちろん、はじめから正職員で探してもらうこともできます。ほかにも、子育てをしているママさん介護職が多い会社を探してもらうのもよいですねー!
転職エージェントサイトはいくつかあるのですが、全国の求人を取り扱っている介護ワーカーをおススメします。
介護ワーカーの特徴
- 公開求人数90,000件以上
- 派遣に特化した「介護ワーカー×派遣」も利用できる
- 介護職以外にも相談員やケアマネジャーなど職種も豊富
- 利用はすべて無料
転職エージェントサイトは、複数のかけ持ちも可能です。
介護ワーカー以外にも「きらケア」など魅力的な転職エージェントサイトがありますので、比較したい方は以下の記事を見てみてください♪
-
介護職の転職におススメ!転職エージェントサイト2社の特徴を実体験から比較
続きを見る
看護休暇制度を確認しておこう
介護ワーカーで求人を探す場合、「看護休暇制度」に理解があるかどうかも確認しておきましょう。
看護休暇制度とは、お子さんの病気やケガの看病をするために、労働者が会社を休む権利を取得できる育児・介護休業法に定められた法定休暇です。労働基準法の有給休暇とは異なるため、有給休暇がない場合でも会社を休むことができます。
看護休暇制度のポイント
- 電話による取得も認められる
- 看護休暇の申し出を企業は拒否できない
- アルバイトやパートでも取得できる
- 配偶者が専業主婦(主夫)でも看護休暇は利用可能
看護休暇制度を利用するには、小学校に入学していない就学前のお子さんを育てている労働者が、事業主に申し出ることで看護休暇を取得できます。
ただし、以下の方は看護休暇の対象外です。
- 雇用期間が6か月間に満たない労働者
- 1週間あたりの所定労働日数が2日以下の労働者
- 時間単位で子の看護休暇を取得することが困難と認められる業務に従事する労働者
しかし、企業と労働者側が労使協定を結んでいる場合は、上記の方も看護休暇の対象となります!!!
労使協定とは、事業主と労働者の間で締結した書面による協定です。就業規則や社内ルールのほか、特別ルールが制定されることもあります。
介護ワーカーなら求人会社の労使協定の内容を把握しているので、「雇用期間が6か月未満ですが、こちらの会社では看護休暇を利用できますか?」などと尋ねてみましょう!
最後に|ママさん介護職の復職で心が折れないために
本記事のまとめ
- ママさん介護職が復職を成功させるポイントは6つ
- 子どもの看病に看護休暇を利用しよう
- 再就職準備金は公的な支援制度
- 復職におススメの介護施設はデイサービス
- 復職先を探す際は転職エージェントサイトを利用しよう!
復職したものの、思うように稼げなかったり心身への負担が大きすぎたりして、「もう続けられない」と感じるママさん介護職も少なくありません。
「子どものためにもがんばらなきゃ!」と根性で乗り切るママさんもいると思いますが、無理は禁物です。
なぜなら、限界を感じるということは、「これ以上続けると壊れちゃうよ」という心や体からのSOSで、これまでのやり方を変えるタイミングかもしれないからです。
負担が大きいと感じたら、週4回の勤務を3回に減らしてもらったり勤務時間を減らしてもらったりして、一度無理のないペースを設定しましょう。
実際に、仕事や育児をがんばりすぎたママさんが体調を壊し、復職がうまくいかなかったケースもあります。
自分やお子さんのためにもマイペースを大切にしてくださいね。
本記事があなたの人生の一助となれば幸いです!
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