★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 気道を測定するときに用いるものとして適切なものはどれか。
①カタ温度計のみ
②カタ温度計とアスマン通風乾湿計
③アスマン通風乾湿計
正解は②でした!
【解説】
室内の空気の流動を気動といい、温感に影響を与える因子の一つで、大きいほど感覚温度が低くなる。
室内の空気の流れは0.3~0.5m/secが好ましいと言われている。
測定はカタ温度計とアスマン通風乾湿計を用い、カタ冷却力と気温から算出する。
問2 補正感覚温度の測定に用いるものとして適切な組み合わせはどれか。
①アスマン通風乾湿計、黒球温度計
②カタ温度計、アスマン通風乾湿計
③アスマン通風乾湿計、カタ温度計、黒球温度計
正解は③でした!
【解説】
補正感覚温度は、気温、気湿。気動の三要因のほかに熱輻射を加えた四要因が人体に与える温度感を表す。
日当たりのより窓際などでは感覚温度の代わりに熱輻射による影響を補正した補正感覚温度を用いる。
問3 気湿を測定することができる測定器具はどれか。
①アスマン通風乾湿計
②カタ温度計
③黒球温度計
正解は①でした!
【解説】
アスマン通風乾湿計は気温と気湿を測定することができる。
カタ温度計はカタ冷却力を測定する際に用いられ、黒球温度計は熱輻射を測定するときに用いられる。
問4 住宅等建築物の高気密化に伴い、内装材などの建材から生じる化学物質やダニなどが原因で起こる皮膚・粘膜刺激症状やめまい、吐き気などの健康被害を総称して何というか。
①シックハウス症候群
②ロコモティブシンドローム
③メタボリックシンドローム
正解は①でした!
【解説】
シックハウス症候群の原因として問題となっているのは常温常圧で空気中に容易に飛散する有機化学物質を総称して揮発性有機化合物(VOC:volatile organic compounds)という。
現在、厚生労働省から化学物質の室内濃度指針値が策定されている。
この指針値はこれまでの科学的知見から、ヒトがその化学物質を一生涯にわたって暴露しても、健康に有害な影響はないだろうと推定される値であり、シックハウス症候群が起こされる閾値ではないので注意しておこう。
問5 呼気中の二酸化炭素濃度として正しいものはどれか。
①1~2%
②3~5%
③5~10%
正解は②でした!
【解説】
二酸化炭素は室内の換気及び汚染の指標であり。室内空気濃度は0.1~0.15%以下が望ましいとされる。
また大気中濃度は0.03~0.04%、呼気中濃度は3~5%である。
室内空気の二酸化炭素濃度の基準値はビル衛生管理法においては0.1%以下、学校環境衛生基準では0.15%以下とされているが、これは二酸化炭素の毒性に基づくものではなく空気清浄度や換気の指標として用いられている。
問6 アレルギーとハウスダストに関する記述のうち正しいものはどれか。
①家ダニのフンはアトピー性皮膚炎の原因とはならない。
②ハウスダストの中の主なアレルゲンは花粉である。
③居住環境の密閉化がアレルギーの増加に関係している。
正解は③でした!
【解説】
①誤。ダニのフンやほこりが免疫系に異常をきたし、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどの原因の一つになる。
②誤。ハウスダストによるアレルギーは室内の気密化によるダニやかびの大量発生が主な原因とされている。
③正。
問7 たばこに関する記述のうち誤っているものはどれか。
①たばこの煙には、ガス状物質と粒子状物質が含まれる。
②たばこの煙にはシアン化水素やアセトアルデヒドが含まれている。
③喫煙時の発がん物質の発生量は、副流煙に比べ主流煙で著しく高い。
正解は③でした!
【解説】
①誤。窒素酸化物やシアン化水素、一酸化炭素などの気体成分とタールやニコチンなどの粒子状成分とに分けられる。
②正。
③誤。吸い口から出る煙を主流煙といい、火のついた部分から出る煙を副流煙と言う。主流煙はフィルターを通しているため一般に発がん性物質は副流煙に多いとされている。
問8 アスマン通風乾湿度とカタ温度計を用いて測定できる室内空気環境の指標として正しいものはどれか。
①熱輻射
②換気量
③感覚温度
正解は③でした!
【解説】
アスマン通風乾湿計とカタ温度計を用いて測定できる室内空気の指標には気動と感覚温度がある。
換気量はCO2濃度を測定することで算出し、熱輻射は黒球温度計から求めることができる。
問9 室内空気汚染に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
①ホルムアルデヒドは喘息を悪化させるおそれがある。
②シックハウス症候群の主な症状は下痢と腹痛である。
③シロアリ駆除剤にクロルピリホスには、室内濃度指針値が設定されている。
正解は②でした!
【解説】
①正。ホルムアルデヒドは揮発性有機化合物(VOC)の一種であり、シックハウス症候群の原因となる。
②誤。シックハウス症候群の主な症状は吐き気やめまい、頭痛、平衡感覚の失調などのほかに喘息、目やのど粘膜への刺激などである。下痢や腹痛はほとんど見られない
③正。ほかにもさまざまなVOCが室内濃度指針値を設定されている。
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