★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 下半身のリンパ液が集まる脈管はどれか。
①右リンパ本幹
②胸管
③下大静脈
正解は②でした!
【解説】
左右の下半身と左上半身のリンパ液は胸管にあつまり、右上半身のリンパ液は右リンパ本幹にあつまる。
問2 全身から集まってきた血液はどこに流入するか。
①左心房
②左心室
③右心房
正解は③でした!
【解説】
全身から戻ってくる静脈血は右心房に流れ込み右心室を通り、肺へと送られる。
問3 心臓に関する記述のうち、誤っているのはどれか。
①三尖弁は、左心房と左心室の間に存在する。
②洞房結節は、拍動のペースメーカーとして働く。
③冠状動脈は、心筋に酸素と栄養素を供給する。
正解は①でした!
【解説】
①誤。三尖弁は、右心房と右心室の間に存在する血液の逆流を防ぐ弁である。左心房と左心室の間にあるのは僧帽弁である。
②正。洞房結節は、右心房の上部に存在し、心臓収縮のペースメーカーとして働く。
③正。記述の通りである。
問4 特殊心筋において、正常時におけるペースメーカーとして心拍数を調律しているのはどこか。
①洞房結節
②房室結節
③ヒス束
正解は①でした!
【解説】
洞房結節の興奮は心房筋に伝わり、房室結節、ヒス束などを経て心室筋に伝わる。
問5 心室筋が脱分極する際に細胞内に流入するイオンはどれか。
①Na+
②Ca2+
③K+
正解は①でした!
【解説】
膜電位依存性Na+イオンチャネルの開港により細胞内にNa+イオンが流入し、同時にK+イオンが閉口することで脱分極が起こる。
問6 心室筋の収縮においてプラトー相が形成される際に細胞内に流入するイオンはどれか。
①Na+
②Cl-
③Ca2+
正解は③でした!
【解説】
L型電位依存性Ca2+チャネルの開口によるCa2+の流入により形成される。
この時、K+チャネルは開口している。
問7 静止膜電位形成の際に細胞外に流失するイオンはどれか。
①K+
②Na+
③Cl-
正解は②でした!
【解説】
Na+-K+ATPaseによりNa+が3個細胞外へ、K+が2個細胞内へ流入する。
これにより、細胞外はNa+濃度が高く、細胞外はK+濃度が高いため、K+チャネルが開口しK+が細胞外へ流失することで静止膜電位が形成される。
問8 心電図におけるP波が表わしているのはどれか。
①心房の興奮
②心室の興奮
③心室の再分極
正解は①でした!
【解説】
心房に活動電位が発生し、心房内に伝導することによる電位変化を表しているのはP波である。
心室の興奮はQRS波で表され、心室の再分極はT波で表される。
問9 洞房結節の脱分極が起こる際に細胞内に流入するイオンはどれか。
①Na+
②Ca2+
③K+
正解は②でした!
【解説】
洞房結節では、L型電位依存性Ca2+チャネルの開口により細胞内へCa2+が流入することで脱分極が起こる。
問10 ドルサード・ド・ポアンツという不整脈を誘発する原因となるのはどれか。
①ST上昇
②QT間隔延長
③T波の平低化
正解は②でした!
【解説】
心電図上でのQT間隔の延長は、心臓の収縮後の再分極が遅延することによって示されるもので、ドルサード・ド・ポアンツという心室頻拍が起こる原因となる。
問11 血管系に関する記述のうち、正しいのはどれか。
①毛細血管には、血液の逆流を防ぐ弁が存在する。
②大動脈は、酸素濃度に比べて二酸化炭素濃度が高い血液が流れる。
③動脈は内膜、中膜、外膜の3層構造からなる。
正解は③でした!
【解説】
①誤。血液の逆流を防ぐ弁が存在するのは静脈である。動脈や毛細血管には存在しない。
②誤。大動脈に流れる血液は、二酸化炭素濃度に比べて酸素濃度が高い。
③正。記述の通りである。
問12 酸素濃度の高い血液が流れる血管はどれか。
①肺動脈
②肺静脈
③大静脈
正解は②でした!
【解説】
肺動脈は右心室と肺をつなぐ血管であり、静脈血が流れている。また、肺動脈は肺と左心房をつなぐ血管であり、動脈血が流れている。
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