★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 シュレム管を開口させ、眼圧を低下させるものはどれか。
①チモロール
②ピロカルピン
③ブナゾシン
正解は②でした!
【解説】
①誤。チモロールはβ2受容体を遮断して血管を収縮させ、眼房水の生成と供給を抑制する。
②正。ピロカルピンはムスカリンM3受容体を刺激して、毛様体を収縮させてシュレム管を開口させて眼房水の排出を促進させて眼圧を低下させる。
③誤。ブナゾシンはα1受容体を遮断し、ぶどう膜強膜からの眼房水流出を促進させる。
問2 緑内障に禁忌の薬物はどれか。
①トロピカミド
②ジスチグミン
③カルテオロール
正解は①でした!
【解説】
①正 トロピカミドは抗コリン作用により、シュレム管からの眼房水排出を抑制し、眼圧を上昇させる為、緑内障に禁忌である。
②誤。ジスチグミンはコリンエステラーゼを阻害し、アセチルコリンの分解を抑制して、眼房水の排出を促進させる。
③誤。カルテオロールはβ2受容体を遮断して血管を収縮させ、眼房水の生成と供給を抑制する。
問3 ラタノプロストの作用機序はどれか。
①アドレナリンα1受容体刺激
②炭酸脱水素酵素阻害
③プロスタグランジンF2α受容体刺激
正解は③でした!
【解説】
①誤。ブナゾシンなどの作用機序である。ぶどう膜強膜からの眼房水の排出を促進する。
②誤。アセタゾラミドなどの作用機序である。毛様体の炭酸脱水素酵素を阻害することにより、眼房水産生を抑制する。
③正。ラタノプロストはプロスタグランジンF2α受容体に作用して、ぶどう膜強膜からの眼房水排出を促進する。
問4 アドレナリンα2受容体に作用して、眼房水の生成抑制、排出促進作用を示すのはどれか。
①ブリモニジン
②イソプロピル ウノプロストン
③ブリンゾラミド
正解は①でした!
【解説】
①正。ブリモニジンは、アドレナリンα2受容体に作用して眼房水の生成抑制作用と、ぶどう膜強膜からの眼房水排出抑制作用を示す。
②誤。イソプロピル ウノプロストンはヒト線維柱帯のカリウムチャネルを活性化して、シュレム管、ぶどう膜強膜からの眼房水排出を促進する。
③誤。ブリンゾラミドは、炭酸脱水素酵素Ⅱ型を選択的に阻害して、眼房水の生成を抑制する。
問5 狭隅角の緑内障に禁忌の緑内障治療薬はどれか。
①ラニビズマブ
②ジピベフリン
③アプラクロニジン
正解は②でした!
【解説】
①誤。ラニビズマブはVEGF受容体に対する抗体製剤であり、VEGFによる血管新生を抑制し、加齢黄斑変性の治療に使用される。
②正。ジピベフリンはアドレナリンα1受容体刺激作用による眼房水排出促進・産生抑制作用を持つ。狭隅角、前房が浅い場合、急性閉塞隅角緑内障発作を起こすことがある為、禁忌である。
③誤。アプラクロニジンは毛様体α2受容体を選択的に刺激して、眼房水の産生を抑制する。
問6 縮瞳を起こすものはどれか。
①シクロペントラート
②トロピカミド
③ピロカルピン
正解は③でした!
【解説】
ピロカルピンは、瞳孔括約筋のムスカリンM3受容体を刺激して、瞳孔括約筋を収縮させることで、縮瞳を起こす。
シクロペントラートおよびトロピカミドは、M3受容体を遮断して瞳孔括約筋を弛緩させて、散瞳を起こす。
問7 白内障治療に使用され、水晶体タンパク質のジスルフィド結合を開裂させるものはどれか。
①ピレノキシン
②ジクアホソル
③グルタチオン
正解は③でした!
【解説】
①誤。ピレノキシンは、キノイド物質が水晶体タンパク質と結合するのを阻害して、水晶体タンパク質の変性を抑制して白内障の進行を抑制する。
②誤。ジクアホソルは結膜細胞のP2Y2受容体に作用して、水分とムチンの分泌を促進しドライアイを改善する。
③正。グルタチオンは水晶体内のタンパク質のジスルフィド結合を開裂させて、白内障の進行および発症を抑制する。
[no_toc]
成績優秀者ではなくとも就活は有利にできる!