★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 肺胞表面の約90%を占める細胞でガス交換の場として機能しているのはどれか。
①肺胞マクロファージ
②Ⅰ型肺胞上皮細胞
③Ⅱ型肺胞上皮細胞
正解は②でした!
【解説】
Ⅰ型肺胞上皮細胞は、肺表面の90%を覆っている扁平肺胞細胞であり、ガス交換の場として機能している。
問2 肺胞内部の表面張力を低下させる表面活性物質(サーファクタント)を分泌している細胞はどれか。
①肺胞マクロファージ
②Ⅰ型肺胞上皮細胞
③Ⅱ型肺胞上皮細胞
正解は③でした!
【解説】
Ⅱ型肺胞上皮細胞は、表面活性物質(サーファクタント)を分泌することで肺胞の内側に存在する水の層による表面張力の減少に関与している。
問3 呼吸運動において呼息時に収縮する骨格筋はどれか。
①横隔膜
②外肋間筋
③内肋間筋
正解は③でした!
【解説】
横隔膜と外肋間筋は吸息時に収縮し、内肋間筋は呼息時に収縮する。
この呼吸筋は運動神経支配による骨格筋である。
問4 呼吸器に関する記述のうち、誤っているのはどれか。
①肺は外呼吸の場であり、酸素と二酸化炭素のガス交換が行われている。
②酸素は、赤血球のアルブミンと結合し運ばれる。
③二酸化炭素は、炭酸水素イオン(HCO3-)の形で運ばれる。
正解は②でした!
【解説】
①正。記述の通りである。
②誤。酸素は、赤血球のヘモグロビンと結合し運ばれる。
③正。血中に入った二酸化炭素の大部分は、水と反応してH+と炭酸水素イオンとなる。
問5 気管の表面を覆う上皮組織を示す模式図はどれか。
正解は⑤でした!
【解説】
①誤。単層扁平上皮。腎臓での血液のろ過や肺での酸素の取り込みが行われる部位に存在する。
②誤。単層円柱状皮。胃や小腸、大腸などの粘膜上皮に存在する。
③誤。重層扁平上皮。口腔や食道の粘膜にみられる。
④誤。移行上皮。膀胱などの内面を覆う細胞。
⑤正。多列線毛円柱上皮。粘膜を分泌する杯細胞と線毛細胞があり、上気道の内面を覆っている。
問6 下図はヒトの消化器系の模式図である。1~5のうち、十二指腸はどれか。
正解は②でした!
【解説】
①誤。胃である。
②正。十二指腸である。
③誤。空腸である。
④誤。下行結腸である。
⑤誤。直腸である。
問7 胃底腺に存在し塩酸(胃酸)を分泌する細胞はどれか。
①主細胞
②壁細胞
③G細胞
正解は②でした!
【解説】
壁細胞は胃体部や胃底腺に存在し、胃酸や内因子を分泌している。
問8 壁細胞から分泌されビタミンB12の吸収に関与するものはどれか。
①ペプシノーゲン
②内因子
③ガストリン
正解は②でした!
【解説】
内因子は、胃の壁細胞によって産生される糖タンパク質であり、ビタミンB12の吸収に必要不可欠であるため、胃の全摘出を行ったヒトはビタミンB12欠乏による悪性貧血が起こりやすい。
問9 幽門部に存在し胃酸分泌促進作用をもつガストリンを産生する細胞はどれか。
①壁細胞
②副細胞
③G細胞
正解は③でした!
【解説】
G細胞は、胃の幽門部に存在する細胞であり、ガストリンを分泌する。
ガストリンは壁細胞のガストリン受容体に結合することで胃酸分泌を促進する。
問10 小腸運動の調節に関する記述のうち、正しいのはどれか。
①小腸は自動性をもつため、外来神経を切断しても、その運動をみることができる。
②小腸の平滑筋の間には、マイスネル神経叢がある。
③小腸の粘膜下層には、アウエルバッハ神経叢がある。
正解は①でした!
【解説】
①正。平滑筋の自動能とアウエルバッハ神経叢とマイスネル神経叢の活動によって消化管は自動運動を行う。
②誤。小腸の平滑筋の間には、アウエルバッハ神経叢があり、腸管の運動を制御している。
③誤。小腸の粘膜下層には、マイスネル神経叢があり、粘膜の機能を制御している。
問11 膵臓においてインスリンやグルカゴンの分泌を抑制するソマトスタチンを産生する細胞はどれか。
①ランゲルハンス島A細胞
②ランゲルハンス島B細胞
③ランゲルハンス島D細胞
正解は③でした!
【解説】
ソマトスタチンは、食物摂取による刺激で分泌され、インスリンやグルカゴンの分泌を抑制する。
また、消化管の機能を抑制することで栄養素の急激な吸収と消費を抑制している。
問12 下図のうち胆嚢はどれか。
正解は①でした!
【解説】
1は胆嚢、2は門脈、3は膵臓である。
胆嚢は、アセチルコリンの作用により収縮し、胆汁の分泌を行う。また、交感神経から遊離されるノルアドレナリンは、胆嚢を弛緩させることで胆汁の貯蔵を行っている。
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