薬剤師資格を活かした副業のテレワーク・在宅ワークには様々ありますが、今回の記事では特にメディカルライター業務について紹介していきます!
この記事で伝えたい事(結論)

もし副業ではなく、本業として在宅ワークやメディカルライターをお探しの方は以下の記事が参考になりますよ。
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薬剤師のリモートワーク求人3種類を実体験から解説:コロナ渦で増加中!
続きを見る
目次(クリック可)
薬剤師の副業解禁
2018年は「副業元年」と呼ばれています。
企業等の就業規則の公的なひな型として存在する「モデル就業規則」というものがありますが、これが2018年1月31日に改正され、事実上、公的な副業が解禁されました!
改正の背景や内容、注意点等については以下の記事で解説しています。
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薬剤師の副業、稼げる3選を実体験から解説|兼業解禁の経緯と注意事項は?
続きを見る
薬剤師のメディカルライター業務
メディカルライターとは、医学・薬学などの専門知識を活かして文章を作成する専門職です!
“文章”と言っても、製薬企業やメディアの様々な文章が存在します。
またご自身でサイトやブログを立ち上げて副業とする方法もありますよ。
製薬企業向けのライター業務
製薬企業のライター業務案件には主に以下があります。
- 製品や病態に関するホームページ記事作成
- 添付文書・インタビューフォームやパンフレットの作成
- 治験計画書の作成
- 臨床試験の統括報告書作成
- リスクマネジメントプラン(RMP)の作成
- 論文翻訳業務
- 文書のQC業務
QC:Quality Controlの略で直訳すると「品質管理」。文章のQC業務は、内容に間違いがないか、文章の妥当性、誤字・脱字のチェックなどが該当します。
最近では外資系を中心に、添付文書やインタビューフォームの作成、QCを外注していることが多くなってきました。

私が製薬企業向けで経験したことがあるのは治験用の記事作成です。内容はお見せできませんが以下が記事の原稿と校閲の履歴(wordファイル)です。

製薬企業向けの文章はQCがしっかりしているため、より正確性が求められる印象でしたね。
全て在宅OKではありませんが、業務内容によっては在宅可のものもあります。また、初回から数回は会社に出向いて打合せ・研修を行い、その後は在宅、という流れもありますよ。
メディア向けのライター業務
メディアのライター業務案件には主に以下があります。
- 医療系ニュース記事の作成
- 薬剤師の体験談(調剤、病院、転職など)記事の作成
- 薬の解説記事
メディア向けのライター業務はほぼほぼ在宅OKです。
私がメディア向けで経験したことがあるのは薬剤師の転職体験談記事ですが、こちらは数回の手直しだけで完成しましたね。一度も対面することなく、全て在宅でメールと電話のやり取りのみで完成しました。
体験談記事は経験に基づいて書いていけるため、初めての方でも比較的書きやすいと思います!(以下の記事は私の執筆したオンコロジーMRの転職体験記事)
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とあるオンコロジーMRの転職体験記:MR不要論に打ち勝つ方法4選!
続きを見る
また、多くの場合フォーマットが指定されている(見出しや書き方等)ため、それに沿って書くとスムーズです。従って、体験談記事はライター未経験の方にもおススメできますね。
その他、ブログ記事の例としてファーマシスタさんでは、薬剤師向けの以下の記事執筆求人がありました。
ライターとして書いていただく記事のカテゴリは下記の通りです。全て現場の薬剤師or薬学生or薬局経営者に向けた記事になります。
- 学術情報(薬・健康に関すること全般)
- マネジメント情報(薬局マネジメント関連)
- 調剤報酬情報
- 医療ニュース
- 人事担当者が教える就活講座
【引用】ファーマシスタ|「在宅で副業可能」薬剤師ライターの募集・求人
自分でブログを運営する
当サイトも自分でブログを運営していますが、自分の好きな事を記事にできますし、ある程度アクセスが集まれば収益性もあります。もちろん完全に在宅でOKです。
ブログ運営を開始するに当たっては、
- 独自ドメインの取得(有料、月額300~400円)⇒無料のもあります
- 有料サーバーの契約(有料、月額1,000~2,000円)
- WordPress(ワードプレス)の使用(無料)
が初心者にも扱いやすく手軽に始められますよ。
有料サーバーとしては、月額使用料が比較的安く、必要な機能がすべて揃っている「エックスサーバー」をおススメします。
また、記事の作成からSEO対策(検索時に上位に出てくる)までを一気に担う「WordPress(ワードプレス)」の使用がおススメです。これはエックスサーバーを契約すれば簡単インストール機能が勝手に付いていますのでめっちゃ楽です。

具体的な開始方法については、ヒトデさんが運営されている以下のサイトが参考になりましたので興味のある方は是非ご覧ください。
★完全初心者のためのブログの始め方
ただし、アクセスがある程度集まるまでには約1年間は記事を書き続ける必要があります。
ジャンルによっては爆発的な収入を得られることもありますし、ブログは自分の資産として将来に渡って残るものですので、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
そしてブログから収益を得るためには、
- Google AdSense(クリック型広告)
- アフィリエイト(成果報酬型の広告)
をブログ内に張り付けます。
Google AdSenseでしたら広告のクリック、アフィリエイトでしたら商品の購入やマッチングの完了、によって収益が発生します。
当たれば大きな収入になるのはアフィリエイト、当たっても高額にはならないけどそれなりの収益が発生するのはGoogle AdSenseですね。

アフィリエイトでしたら国内最大手のA8.netへの登録がおススメです。と言うかアフィリエイトをやっている人でここを登録していない人はいないかもしれません。めちゃくちゃ多くの種類のアフィリエイトを保有していますからね。
このようにメディカルライターと一言で言っても、様々な医療系の文章に関連する業務全般が該当することがお分かりいただけると思います。
またその文章が正しいか?薬機法に抵触していないか?誤字・脱字のチェック、といったQC業務も該当します。
報酬としては成果報酬(1資材完成したら何円)や、文字数報酬(1文字1円~3円)が多いと思います。通常、文字数報酬は0.5~1円/文字が基本ですが、薬剤師のメディカルライターですと文字単価が跳ね上がります。
特にメディアのニュース記事、体験談、ブログ記事作成では文字数報酬が多い傾向ですね。
メディカルライター業務はどんな人におススメ?
まずは何と言っても「文章を書くことが好きな方」がおススメです。
製薬企業の場合
製薬企業では、医学・薬学の専門知識や各種法律(薬機法など)に精通し、かつ文章としてまとめる力が求められます。
また、各種情報の収集能力も高い方が好まれますので、日ごろから最新の医療情報の収集に長けている(例:添付文書更新、厚労省の医療関連部会の内容、PMDAの副作用情報)とより良いですね。
その他、論文翻訳業務では医療系の英語力が求められます。
メディアの場合
メディア記事では、医学・薬学用語を一般の方にも分かりやすく噛み砕いて表現する文章力が求められます。
基本、在宅でできる仕事が多く、平日の夜や土日といった空き時間に行うことができますので、病院・調剤薬局にお勤めの方や、主婦の方でも可能ですね☆

製薬企業 | メディア記事 | |
締切期限 | 厳密 | おおよそ |
報酬 | 高い | ぴんきり ※高額なのもある(転職体験記事系) |
文章の自由度 | 低い | 高い |
仕事の進め方 | 多人数が関与するため、 5~10回程のやり取りが必要 | 個人もしくは少人数の関与のため、 1~5回程のやり取りが必要 |
研修制度 | 充実している (初心者でも可) | 基本無い |
在宅可否 | 業務によるが 最近は在宅OKも増加傾向 | ほぼほぼ在宅OK |
副業としてのメディカルライター業務を探すには?
あなたが副業のメディカルライター求人を探す際、インターネットなどで「薬剤師 副業 メディカルライター」と探していませんか?
在宅でできるメディカルライター業務は実は非常に人気かつ求人数が少ないのです(月1件程)。
ネット上に求人案件を公開すると応募が殺到してしまいますし、かつ報酬単価等がライバル社に知られてしまいます。

ですのでネットで毎日検索してチェックしても良い案件は見つかりません。
薬剤師のメディカルライター求人は情報戦です。賢く副業を始めるなら、非公開求人を含めた情報を手に入れましょう。
非公開求人を探すためにはまず薬剤師専門の転職サイトに登録し、担当者から求人を紹介してもらう必要があります。
副業は転職ではありませんが、副業目的でも紹介してくれます!
そんなメディカルライター業務はマイナビ薬剤師が取り扱っています。その他の転職サイトではほぼ取り扱っていません。

一例としては、派遣社員のメディカルコピーライター求人が見つかりました。稀に副業OKなバイト求人も見つかりますよ♪
マイナビ薬剤師|「DI、学術、MSL、メディカルライター」で検索
登録すると担当者と電話もしくは面談がありますので、その際にはあなたの希望する求人をしっかりと伝えるようにしましょう。それに沿って該当する求人を探してきてくれますよ!
希望する条件の例
- 未経験でも可能な求人
- 英語能力が活かせる求人
- オール在宅OKな求人
- 研修制度や指導が充実している求人
- 製薬企業の求人
- 副業可能な求人
まとめ
本記事のまとめ
- メディカルライターは「文章を書くのが好きな人」におススメ
- 製薬企業向け、メディア記事向けなどがある
- 求人数は少ないため、転職サイトへの登録が必要
- 文章力の底上げに繋がる
政府の働き方改革によって公的な副業が解禁となりました。
薬剤師の働き方も今後大きく変わっていき、副業としての在宅ワーク(メディカルライター業務)も益々多くなっていくと予想されます。
メディカルライターは自身の文章力の底上げになったり、本業の助けにもなります。
今後の薬剤師としてのキャリアを考えた上で、自身の経験値を上げたい方にとっても最適な業務ではないでしょうか?
今回の記事があなたの今後の人生キャリアにお役に少しでも立てれば本望です。
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マイナビ薬剤師の特徴
- 求人数が豊富でメディカルライター求人もあり
- 担当のエージェントさんが非常に親切かつ丁寧で熱意がある
- 求人があれば比較的トントン拍子で決まる
通常の転職活動としてマイナビ薬剤師を利用した体験記事はこちら。
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マイナビ薬剤師の評判を実体験から解説!メリット・デメリットを辛口紹介
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