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薬剤師が転職で高年収(700万円以上)を目指せる調剤薬局ポジション3選

薬剤師が年収700万円以上を目指す方法について解説しています。

「年収700万円以上の職場で働いてみたい」

 

調剤経験3年以上で、現在20歳代後半~40歳代の薬剤師のあなた。

 

今回の記事では30~40歳代薬剤師が調剤薬局(保険薬局)への転職で高年収(700万円~)を目指す方法・求められるスキルなどについて解説しています。

 

その他にも薬剤師として高年収を目指すには

  • 副業
  • 製薬企業への転職
  • 調剤薬局の独立・開業

という方法もありますが、今回の記事では割愛させていただきます。

 

もし副業で高年収を実現したい場合には以下の記事が参考になると思います。

薬剤師が副業をするなら?所得別のおすすめ3選を実体験から解説

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木元
木元
私自身も最近、地方の移動薬剤師で年収1,000万円を提示してもらった経験があります。

 

年収700~1,000万円の求人は数年前でしたら探せば結構ありましたが、最近ではめっきり見なくなってしまいました。

そんな中、非常に僅かですが条件によっては高年収の薬局求人が存在していることも確かです。

 

高年収を目指すなら

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薬局以外で高年収を目指すなら、製薬企業などのメーカー系への転職が手っ取り早いです。最近では在宅勤務も普及してきましたので、リクナビ薬剤師で情報収集してみましょう。

薬剤師がリモートワーク可能な働き方を副業・本業(転職)別に実体験に基づき解説しています。
薬剤師も在宅ワークの時代!オンライン服薬指導・ライターにチャレンジ

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調剤薬局で高年収が目指せるポジション

では、高年収が目指せる調剤薬局のポジションとしてはどのようなものがあるのでしょうか?

 

今回、薬剤師の転職市場に詳しい薬剤師トップエージェントの担当者さんに取材を行いましたのでその内容を踏まえてご紹介していきます。

 

木元
木元
よろしくお願いします!

 

こちらこそ!色々と包み隠さずお伝えします。
エージェント

 

具体的には以下の3つが現在でも高年収が目指せる調剤薬局のポジションになります。

 

また、どのポジションにも共通していますが、都市部よりは地方の薬局の方が年収は高めの傾向があります。

こちらは厚生労働省が公表している「賃金構造基本統計調査」ですが、都道府県別の薬剤師の平均年収は下表の通りです。(病院薬剤師等を含む)

順位 都道府県 平均年収(万円) 平均年齢(歳)
1 静岡 698.7 38.7
2 長野 689.5 43.1
3 高知 642.7 40.1
4 島根 625.8 42.9
5 愛知 622.1 41.4

【出典】厚生労働省|賃金構造基本統計調査

 

木元
木元
これからご紹介するポジションはいずれも年収700万円以上が期待できますが、地方ではそれ以上の年収も目指せる可能性がありますね。

 

 

管理薬剤師(マネジメント含む)

管理薬剤師は高年収の可能性大

エージェント
まずは管理薬剤師です!

 

これはイメージしやすいと思いますね。30~40歳代の薬剤師であれば、経験されている方も多いのではないでしょうか。

給料に管理薬剤師資格手当や管理職手当が上乗せされて支給されますので、高年収に近づきます。

 

実際に厚労省が2年毎に行っている医療経済実態調査において、調剤薬局の一般薬剤師と管理薬剤師の平均給料・賞与・年収は下表の通りでした。

全体平均 給料額 賞与額 年収額
(給料+賞与)
薬剤師全体 4,179,122円 685,165円 4,864,287円
管理薬剤師  6,482,871円 865,854円 7,348,725円

【出典】厚生労働省|医療経済実態調査(医療機関等調査)第24回(令和5年実施) 

 

もちろん展開している店舗規模数によっても異なってきますが、規模によっては管理薬剤師で年収800万円を超えていました(店舗数1~5)。

 

実際、36歳の男性薬剤師さんが都市部にある小規模グループ薬局からこのような雇用条件の提示があったそうです。

 

週休2日、週40時間労働制の管理薬剤師で年収700万円ですね。

36歳男性薬剤師の雇用条件通知書:管理薬剤師で年収700万円

 

ただし、管理薬剤師はその年収に見合うだけのスキル・知識が求められ、責任・業務量も一般薬剤師よりは多くなりがちです。

 

木元
木元
私もパート勤務していた頃は、管理薬剤師の方にお任せして、よく早めに帰ってました。。。

 

医薬品の管理

医薬品の品質を保つために適正な温度や湿度で管理することが義務付けられています。また毒薬・劇薬の区分はもちろん、医療用医薬品と医薬部外品・化粧品も明確に区分して陳列します。

その他、医薬品の期限や在庫管理、厚労省への副作用の報告等も行います。向精神病薬、麻薬、毒薬の出入りの管理や、店舗の棚卸などに責任を持つ立場になります。

 

従業員の管理・教育

店舗で働く一般薬剤師や事務員の労務管理やマネジメントを行います。各従業員が働きやすい職場環境を整備することはもちろん、日々のコミュニケーションも重要です。

急に一般薬剤師が事故や病気で長期休暇になってしまった場合、大きなチェーン店であれば比較的ピンチヒッターが充実していますが、中小規模の薬局ですと、収入と引き換えに管理薬剤師自身で穴埋めをすることが多い印象です。。。

 

クレーム処理・事務作業

一般の患者さんからのクレーム処理もあります。場合によっては保健所や本社への報告も必要で、その際の書類作成業務も発生します。

責任者からの謝罪が必要なケースでは、管理薬剤師が謝罪に出向く、同行することが多いと思います。(こういう時に、責任者としての立ち振る舞いを、凛として示せる管理薬剤師は本当にカッコいい!)

また、従業員による人的ミスが起こってしまった場合、今後の防止策や起こった際の対処法のマニュアル整備・研修・指導も必要となってきます。

 

このように管理薬剤師は医薬品の管理だけではなく、従業員の労務管理・マネジメント・教育も業務として行う必要があります。休みも一般の薬剤師よりは、やや取り辛い傾向がありますのでしっかりと確認しておきましょう。

しかし、管理薬剤師を通過点として「複数店舗を任されるエリア長」などになっていけると、更なる年収アップを狙うこともできますね。

 

木元
木元
薬剤師トップエージェントの担当者からも管理薬剤師に関するコメントをいただいています。

 

管理薬剤師は処方箋枚数や患者数から医薬品の在庫・流通まで管理し、店舗の利益拡大に貢献できるといった経営者目線で仕事ができるのも醍醐味です。

経営者目線で仕事ができるスキルが身に付けば、今後の転職にも大いに活きていきますし、さらなる年収アップ(800~1,000万円)も目指せることでしょう!

責任や業務量は多く、休みが取り辛いのがデメリットですが、その分、薬剤師としての職能を大いに広げることができます。

コミュニケーション能力や管理能力が高い薬剤師さんにおススメです。

エージェント

 

移動薬剤師(店舗間のラウンダー)

移動薬剤師(店舗間のラウンダー)は高年収を目指せる

続いて移動薬剤師です。これは同じ薬局の異なる店舗を回りながら勤務していく形態になります。ラウンダーという呼び名の方が一般的でしょうか。

 

同じ薬局であっても店舗が異なれば門前の診療科が異なるため、複数の診療科の調剤を経験できます。そのため、病気や薬について短期間で幅広く勉強することが可能になりますね。

 

木元
木元
また、色々な店舗に行くと同じ社内でも広範囲に渡り友人ができるので、そうした点も嬉しかったですよ。

 

実際に私が全国でラウンダー薬剤師の求人を探していたところ、三重県や岐阜・名古屋を中心に展開されている中小規模薬局さんから年収1,000万円の提示を受けたことがあります!

 

色んな店舗に行ってくれてありがとう!的な報酬ですね。

 

エージェント
都市部ではラウンダー薬剤師は年収650~700万円くらいでしょうか。地方ではより高額な傾向があります。

 

ただ、難点としては…

  • 移動自体がハード
  • 患者さんの名前・疾患がなかなか覚えられない
  • 特定の診療科のエキスパートにはなれない可能性がある(が、ある程度の知識は求められる)

などが挙げられます。まずは広く浅く業務をこなしていくイメージで、経験を積みながらより深い知識・スキルを身に着けていきます。

 

移動が苦でなく、色んな人と話すことに抵抗がない人には、移動薬剤師はアリだと思います!特に地方地域に生活を根付かせて薬剤師として活躍していきたいあなたにはピッタリですよ。

 

木元
木元
薬剤師トップエージェントの担当者からも移動薬剤師(ラウンダー薬剤師)に関するコメントをいただいています。
移動薬剤師は特に地方を中心に店舗展開している中小薬局で求人が多い印象です。都市部と比較して、どうしても地方は人材確保が困難なためですね。

地方で県をまたぐ場合、多くの薬局は会社貸与での社用車(ガソリンカード付与、ETCカード付与)が用意されていますのでご安心ください。

移動が長距離に渡る場合もあるため体力に自信のある方や、各店舗でもスムーズな人間関係構築できるようなコミュニケーション能力が高い人材が求められます。

エージェント

 

実際、薬剤師トップエージェントでも2024年2月にこんな求人が出ていました。

 

全国勤務可能な高年収求人

  • 調剤薬局
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  • ラウンダー採用
  • 年収800万円~1,000万円

>>情報収集はこちらから

 

SNSでも非常に多くの反響をいただきましたっ…!

 

在宅訪問薬剤師

在宅訪問薬剤師は高年収の可能性大

エージェント
最後に在宅訪問薬剤師です。

 

これは地域包括ケアを進める国の方針に沿って、今後益々診療報酬に反映されていく分野かと思います。2024年度診療報酬改定でもかなり手厚い内容となっていました。

 

一部の薬局では10年程前から力を入れていましたが、最近の診療報酬改定によって、ほぼ全ての薬局が在宅訪問のウェイトを高めていく時代になりました。むしろ、在宅をしていない薬局は淘汰されていくでしょう。

 

主な訪問先としては以下の2通りがあります。

  • 患者さんのご自宅
  • 介護施設・老人ホーム

 

木元
木元
私はかつて、「サービス付き高齢者住宅(サ高住)」や「グループホーム」を担当していましたよ。

 

この施設の皆さんの健康は、俺が守るんや!」という使命感をもって取り組んでいましたよ!

 

具体的な仕事内容としては、以下の手順です。

  1. 処方箋に基づき、自宅もしくは介護施設に医薬品を持っていく(ほぼ全て一包化)
  2. 患者さんの病状・服薬状況・飲み合わせ等をチェック(適宜、医師、介護士、看護師、ケアマネージャーと連携)
  3. 医師やケアマネージャーに報告し、かつ薬歴の管理を行う

 

エクセルを駆使して、服用薬の管理や業務の効率化を考えるのも楽しかったです!特に在庫管理に非常に役立っていたおりました。

はっきりした内容はお見せできませんが、実際にこちら↓↓↓のようなエクセルで管理をしていましたよ。

薬歴・在庫の管理エクセルファイル

 

在宅では、担当の患者さんのことを考える時間を多く持てるので、

  • 「どうすれば患者さんの満足度を高めていけるか?」
  • 「施設や医師との連携を強化できるか?」
  • 「どうすれば作業効率はアップするか?」

など、じっくり作戦を練って臨めます。それも在宅業務の醍醐味かなと思っています。

 

また、在宅での調剤は、医師の往診日・薬剤師の訪問日などがある程度固定されているので、一週間のシフトでは「土日休み」である薬局が多いと思います。

反面、施設や患者さんのことで「自分しか分からないこと」が出てきてしまい、休日に私の携帯電話に連絡がくるということもありました・・・(いわゆる、オンコール)。これは施設や患者さんにもよると思います。

 

在宅業務は薬剤師一人で行うのではなく、医師・訪問看護師・介護士・ケアマネージャー・栄養士といった多職種とチームで患者さんをサポートします。

 

患者さんからだけでなく、そのチームの中で、「あなたが薬剤師で良かった!」と言って頂けると、大きなやり甲斐がありますよ!

【出典】厚生労働省|患者のための薬局ビジョン

 

 

 

今後、多くの薬局が在宅訪問に力を入れていくため、今のうちから在宅中心に展開している薬局で経験を積むことは将来的に非常にメリットがあります。しかも、現状では高年収を提示してくれる薬局も多いですよ!

 

終末期の患者さんを対象とする在宅訪問では、輸液の調剤も必要となってきますので、薬局によっては店舗内に無菌調剤室を整備しているところもあります。現時点では、がん拠点病院や大学病院が近くにある薬局に多いのかもしれませんが、今後は増加していくと予想されます。

その場合には病院薬剤師経験者が重宝されるかもしれませんね。

 

木元
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薬剤師トップエージェントの担当者からも在宅訪問薬剤師に関するコメントをいただいています。
今までは一部の薬局しか在宅に力を入れていませんでしたが、2024年以降の診療報酬改定でほぼ全ての薬局が在宅にシフトしていくと考えられます。そうしないと薬局の利益にならないためです。

もし在宅患者さんを複数担当して、在宅のスペシャリストを目指すのであれば全国どの薬局からでも引手数多になるでしょう。加えて、介護施設と連携して患者さんと薬局を繋げていくような仕事も可能になります。

在宅訪問だけでなく、薬剤師としてそれ以上の道が開けるのも醍醐味です。そうすれば年収1,000万円も軽く超えていくことでしょう。

実際に東京都内で年収1,000万円以上が目指せる薬局さん(在宅医療中心)も存在しています。

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情報収集のみでもOKです

 

実際に、宮崎県で年収700万円を超える求人もでていましたよ~♪求人票は薬剤師トップエージェントにご登録いただくと提供可能です。

 

薬剤師の高年収求人なら薬剤師トップエージェント

一般的には高年収の薬剤師求人は非公開のため、インターネットで検索しているだけでは見つかりません。

そのため、今回ご紹介してきた高年収を目指せる調剤薬局の求人を探すためには是非、薬剤師トップエージェントのサービスを利用してみてください。

 

  1. 管理薬剤師(マネジメント含む)
  2. 移動薬剤師(店舗間のラウンダー)
  3. 在宅訪問薬剤師

 

というのも上記のポジションの求人を欲しがっている薬局は中小規模がほとんどです。しかも都市部よりも地方で多い傾向です。

 

薬剤師の大手転職エージェントサイト(例:ファルマスタッフマイナビ薬剤師、薬キャリAGENTなど)は大手薬局・都市部には強く太いパイプがありますが、中小規模の薬局や地方の薬局との繋がりは、やや弱い印象を受けます。

 

そんな中、薬剤師トップエージェントの担当者は全国の中小規模薬局さんとお付き合いがあり、年収や条件の交渉も安心して任せることが可能です!

以下の記事でも各サイトと比較していますが、中小企業に特化した「提案力・交渉力」が薬剤師トップエージェントの強みです。

薬剤師の転職サイト3選を選ぶなら?|評判とエージェントの質を比較

続きを見る

 

木元
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押し売りは一切ない「提案型」のサービスのため、情報取集のみでもOKです。担当者はめちゃくちゃ優秀なので、嫌な思いをすることもありません。

 

はい、お任せください!提案・交渉には自信がありますので、どんどん希望・要望をおっしゃってくださいね♪
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薬局見学会もセッティングしてくれますし、面接対策・面接同行まで手厚くフォローしてくれます。もちろん年収交渉も可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

特に在宅訪問薬剤師については定期的に勉強会も開催されていますし、昔から力を入れている中小薬局さんとの繋がりもありますので、利用しない理由がありません。

 

また、今回ご紹介したような高年収に拘りたい場合にはもちろんのこと、ホワイトな働き方に拘りたい方にもピッタリです。

 

こんな掘り出し求人(大阪の在宅特化薬局で、2年目から年収700~900万円、残業代1分単位のホワイト薬局)も薬剤師トップエージェントからなら見つかります!

 

まとめ:年収700万円以上を目指すには

30~40歳代の薬剤師が年収700万円超を調剤薬局で目指すためのポジション3選についてご紹介してきました。

 

全体的な薬剤師の年収が減少傾向にある昨今、管理薬剤師、移動薬剤師、在宅訪問薬剤師でしたらまだまだ高年収を目指すことが可能ですし、何より薬剤師として将来的なスキルアップにも直結します。

 

木元
木元
特に在宅訪問薬剤師は国も力を入れていることから今後益々需要が増えてくることでしょう。

 

どのポジションにも共通していますが、

  • 向上心を持っていること
  • マネジメント能力があること
  • コミュニケーション能力があること
  • 多職種と円滑な業務遂行が可能であること

といったスキルをお持ち、もしくは身につけていきたいといった強い思いのある薬剤師でしたら問題なく目指せるはずです!

 

薬剤師のスキルアップと共に高年収で転職をご検討されているあなたにとって少しでも参考になれば本望です。

その場合には薬剤師トップエージェントを上手く活用して、失敗しない、納得のいく転職を実現していただければ大変嬉しく思います。

 

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  • この記事を書いた人

木元 貴祥

【保有資格】薬剤師、3級FP技能士、他
【経歴】大阪薬科大学卒業後、外資系製薬会社「日本イーライリリー」のMR職、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」の講師、保険調剤薬局の薬剤師を経て現在に至る。
普段は講師業を主としていますが、FP資格を活かしてガンガン投資・節税中です!
プロフィール・運営者詳細

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