★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 食品添加物の表示基準に関する記述のうち誤っているものはどれか。
①使用された添加物は原則表示する。
②最終食品に残存しない加工助剤、キャリーオーバーなどは表示が免除される。
③甘味料は用途名の表示だけでよい。
正解は③でした!
【解説】
①正。
②正。キャリーオーバーとは、
- 原材料に対して食品添加物の使用が認められており
- その量が原材料に許可されている最大量を超えず
- 食品が原材料より持ち越された量より多くの食品添加物を含まず
- 持ち越されたその量が、食品効果を発揮するに必要な量より有意に少ない場合
という4つの条件にすべて該当するものとされている。
③誤。甘味料、保存料、防かび剤、酸化防止剤、着色料、発色剤、漂白剤、増粘剤の8用途に関しては、用途名だけでなく物質名も併記する必要がある。
問2 残留基準や暫定基準が設定されていない農薬については、ポジティブリスト制度によって一律基準が定められているがその基準値はどれか。
①1ppm
②0.1ppm
③0.01ppm
正解は③でした!
【解説】
ポジティブリスト制度は食品に残留する農薬、飼料添加物及び動物用医薬品について一定量を超えて農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止する制度である。
残留基準や暫定基準が設定されていない農薬については、食品中に一律基準(0.01ppm)を超えて存在してはならないとされている。
問3 健康増進法において特別用途食品に分類されるものはどれか。
①特定保健用食品
②栄養機能食品
③機能性表示食品
正解は①でした!
【解説】
特別用途食品とは、販売に供する食品で、乳児や妊産婦、病者などの特別の用途に適する旨の表示について消費者庁の許可を受けたものをいう。
特定保健用食品は、健康増進法において「食生活において特定の保健の目的で摂取するものに対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をするもの」と定義されている。
問4 特定保健用食品に関する記述のうち正しいものはどれか。
①特定保健用食品は、第三次機能をもつ食品である。
②錠剤やカプセル型の形態は認められていない。
③消費者庁の許可を受けなくても表示できる場合がある。
正解は①でした!
【解説】
①正。食品の機能には第一次機能(栄養素としての機能)、第二次機能(嗜好特性)、三次機能(生体調節機能)などがあり、特定保健用食品はこの三次機能をもつ食品である。
②誤。錠剤やカプセル型の形態も認められている。
③誤。消費者庁の許可を受けなければ表示することはできない。
問5 特定保健用食品の主な用途としてコレステロールが高めの方に適する食品と表示できる保健機能成分はどれか。
①大豆たんぱく質
②オリゴ糖
③グアバ葉ポリフェノール
正解は①でした!
【解説】
大豆タンパク質やキトサンは、胆汁酸と結合してコレステロールの排泄を促進することでコレステロール値の改善が期待できる。
オリゴ糖はお腹の調子を整える食品、グアバ葉ポリフェノールは血糖値が気になる方に適する食品の保健機能成分である。
問6 機能性表示食品は誰の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品であるか。
①消費者
②事業者
③国
正解は②でした!
【解説】
機能性表示食品は特定保健用食品と異なり、消費者庁の許可は必要なく、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品である。
特定保健用食品にはある疾病リスク低減表示は認められていない。
問7 食事性アレルギーの型として多いのはどれか。
①Ⅰ型アレルギー
②Ⅱ型アレルギー
③Ⅳ型アレルギー
正解は①でした!
【解説】
食事性アレルギーの多くはIgEが関与する即時型のアレルギー反応(Ⅰ型アレルギー)である。
アレルギーの型が分からなかった人は復習しておこう。
問8 次の特定原材料のうち症状が重篤であり生命に関わるために特に留意が必要なものはどれか。
①卵
②えび
③そば
正解は③でした!
【解説】
特定原材料(卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生)のうち、特にそばと落花生は症状が重篤になり、死に至る可能性もあるので特に留意する必要がある。
問9 原因食品と表示に関する以下の記述のうち正しいものはどれか。
①特定原材料7品目に関しては、キャリーオーバー及び加工助剤であれば最終製品まで表示する必要がない。
②対面販売や量り売り販売の場合には表示義務はない。
③表示可能面積が小さい場合は例外的に表示を省略できる。
正解は②でした!
【解説】
①誤。特定原材料7品目は含量が微量でも必ず表示義務がある。
②正。
③誤。表示可能面積が小さくても表示を省略することはできない。
問10 遺伝子組み換え食品として販売、流通が認められていない食品はどれか。
①米
②ジャガイモ
③トウモロコシ
正解は①でした!
【解説】
我が国では食用の遺伝子組み換え作物の商業的な栽培はおこなっていないが、厚生労働省が安全性を確認し、販売や流通を認めているものがある。
ただし米や小麦は遺伝子組み換え食品として販売、流通が認められていないので注意しよう。
問11 我が国での安全性評価に関する記述のうち誤っているものはどれか。
①遺伝子組み換え食品のヒトへの安全性の審査は食品安全委員会が行う。
②輸出国で安全性審査を受けた場合は日本で安全性の確認を行わずに輸入、販売を行うことができる。
③遺伝子組み換え食品の検知法の一つとしてPCR法がある。
正解は②でした!
【解説】
輸出国で安全性審査を受けていても、輸入国で安全性が確認されていないものは輸入、販売が禁止されている。
問12 遺伝子組み換え食品の表示に関する記述のうち誤っているものはどれか。
①食品中において組み換えDNA及びこれにより生成したタンパク質が除去されているものは表示義務が免除される。
②遺伝子組み換え作物を資料として飼育した家畜から生産された畜産物は表示義務が免除される。
③原材料中の重量が上位5品目以内でない、または食品中に占める重量が3%未満のものは表示義務が免除される。
正解は③でした!
【解説】
原材料中の重量が上位3品目以内でない、または食品中に占める重量が5%未満のものは表示義務が免除される。
遺伝子組み換えされたDNAやタンパク質がない場合は生態系に影響を及ぼす心配がないため表示が免除される。
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