★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 テオフィリン徐放錠の用法用量として正しいのはどれか。
①1日1回朝食前
②1日2回朝・就寝前
③1日3回食直後
正解は②でした!
【解説】
気管支平滑筋の収縮は、明け方に最も強くなるため、1日2回朝・就寝前の用法用量となっている。
問2 1日3回食直後に服用する医薬品はどれか。
①アレンドロン酸ナトリム水和物
②ボリコナゾール
③イコサペント酸エチル
正解は③でした!
【解説】
イコサペント酸エチルは魚由来の脂肪酸であり、吸収には胆汁の主成分である胆汁酸を必要とする。
そのため、胆汁分泌が盛んな食直後に投与される。
問3 1日3回食直前に投与する医薬品はどれか。
①シンバスタチン
②インドメタシン
③ボグリボース
正解は③でした!
【解説】
ボグリボースは、αグルコシダーゼ阻害薬であり、二糖から単糖に分解されて吸収されるのを防ぐため、食直前に服用する。
問4 1週間に1回起床時に服用し少なくとも30分は横になることを避ける必要のある医薬品はどれか。
①リセドロン酸ナトリウム水和物
②アジスロマイシン水和物
③メナテトレノン
正解は①でした!
【解説】
リセドロン酸などのビスホスホネート製剤は、食道に長くとどまると食道炎を起こす危険性があるため、30分以上は横になるのを避ける必要がある。
また、腸での吸収効率が低く、食後に服用するとカルシウムなどの金属イオンとキレートを形成するため、起床時に服用する。
問5 胃潰瘍に対して8週間までの投与制限のある医薬品はどれか。
①シメチジン
②ボノプラザン
③レバミピド
正解は②でした!
【解説】
通常、成人にはボノプラザンとして1回20㎎を1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍では8週までとなっている。
製品名は「タケキャブ」で、胃潰瘍等の疾患解説と作用機序の詳しい解説はこちらの記事を参照。
問6 不眠症の高齢者におけるトリアゾラム(ハルシオン)の1回上限量として正しいのはどれか。
①0.125㎎
②0.25㎎
③0.5㎎
正解は②でした!
【解説】
不眠症に対して1回トリアゾラムとして0.25㎎を就寝前に経口投与する。
高度な不眠症には0.5㎎を投与することが出来る。高齢者には1回0.125㎎~0.25㎎までとする。
問7 グリメピリドの1日最高投与量として正しいのはどれか。
①160㎎
②6㎎
③100㎎
正解は②でした!
【解説】
通常、グリメピリドとして1日0.5㎎~1㎎より開始し、1日1~2回朝または朝夕、食前または食後に経口投与する。
維持量は通常1日1~4㎎で、必要に応じて適宜増減する。なお、1日最高投与量は6㎎までとする。
問8 アスピリンの血小板凝集抑制を期待した用量として正しいのはどれか。
①1~4.5㎎
②5~10㎎
③81~100mg
正解は③でした!
【解説】
通常量のアスピリンでは、COX-1もCOX-2も阻害する。
しかし低用量アスピリンは、血小板や血管内皮細胞のCOX-1(TXA2生成に関与)は阻害するのに対し、COX-2は阻害しないため、COX-2によって生成されるPGI2の抑制が起こらず、血小板凝集抑制効果が得られる。
問9 無顆粒球症の副作用に注意する必要のある医薬品はどれか。
①トレチノイン
②チクロピジン塩酸塩
③シクロフォスファミド
正解は②でした!
【解説】
チクロピジンの投与開始2か月間は、特に無顆粒球症や特発性血小板減少性紫斑病などの副作用の初期症状の発現に十分留意し、原則として2週に1回、血球算定、肝機能検査を行い、副作用の発現が認められた場合には、ただちに投与を中止し、適切な処置を行う必要がある。
問10 手足のしびれ、呼吸困難、胸痛などの症状に注意が必要な医薬品はどれか。
①クロピドグレル
②卵胞・黄体ホルモン剤
③フルタミド
正解は②でした!
【解説】
手足のしびれや呼吸困難、胸痛などは血栓症の症状である。この症状に注意して服用しなければならないのは、卵胞・黄体ホルモン製剤のようなホルモン製剤である。死亡例も報告されている。
問11 筋肉痛やしびれ、脱力感、赤褐色尿に注意を要する医薬品はどれか。
①コレスチミド
②アトルバスタチン
③テオフィリン
正解は②でした!
【解説】
HMG-CoA還元酵素阻害薬やフィブラート系薬は、筋肉痛や痺れ、脱力感、赤褐色尿などの横紋筋融解症の副作用に注意する必要がある。
問12 起床時に服用し、服用後30分は横にならないように指導する必要のある医薬品はどれか。
①メトトレキサート
②エタネルセプト
③アレンドロン酸ナトリウム水和物
正解は③でした!
【解説】
アレンドロン酸水和物ナトリウムなどのビスホスホネート製剤は、食堂潰瘍の副作用が報告されているため、服用後は30分横にならないように指導する必要がある。
問13 視力障害が現れることがあるため、視力検査等を行い、投与することとされている医薬品はどれか。
①エタンブトール
②エタネルセプト
③メトトレキサート
正解は①でした!
【解説】
抗結核薬であるエタンブトールは、視力障害が現れることがあるので、視力検査等を十分に行う必要がある。
問14 副作用として手足症候群が現れる可能性の高い抗悪性腫瘍薬はどれか。
①イリノテカン
②パクリタキセル
③カペシタビン
正解は③でした!
【解説】
カペシタビンやソラフェニブ等の抗悪性腫瘍薬は、副作用として手足症候群の頻度が高い。
そのため、投与時には厚めの靴下を履く、保湿を行う、熱い風呂を避けるなど対策を行う必要がある。.
問15 手術前に投与を中止する必要のある医薬品のうち、7日前に中止する医薬品はどれか。
①サルポグレラート
②クロピドグレル
③アスピリン
正解は③でした!
【解説】
①誤。1日~2日前に中止。
②誤。14日前に中止。
③正。
問16 病院で患者からある訴えがあり、医師が以下の処方を追加した。本剤が追加されるに至った患者の訴えとして考えられるのはどれか。
(処方)
リドカインテープ18mg/枚 1回1枚 10回分(全10枚)
①穿刺痛
②術後痛
③腰痛
正解は①でした!
【解説】
穿刺痛の疼痛緩和などを目的にリドカインテープが処方される。
静脈留置針穿刺時の疼痛緩和では、本剤を1回1枚、約30分間貼付する。
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