★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 結晶多形の存在が確認できるのはどれか。
①空気透過法
②X線解析法
③旋光度法
正解は②でした!
【解説】
①誤。空気透過法は比表面積を測定する。
②正。X線解析法では解析パターンから結晶多形の有無を確認することができる。
③誤。旋光度法は旋光度を調べる。
問2 ニュートンの法則を表した式はどれか。
①S=η・D
②S=1/η・D
③S=η・1/D
正解は①でした!
【解説】
ニュートンの法則はS=η・Dで表すことができる。
Sはせん断応力、ηは粘度、Dはせん断速度を示す。
問3 空隙率を求める式はどれか。
①ε=1ーみかけ体積/真の体積
②ε=1ーみかけ密度/真の体積
③ε=1ーみかけ密度/真の密度
正解は③でした!
【解説】
空隙率εは、1−みかけ密度/真密度 または、1−真の体積/みかけの体積 で求めることができる。
分数部分は、密度の場合と体積の場合で、分子分母に注意が必要。
問4 ニュートン流体のせん断速度を縦軸に、せん断応力を横軸になるように図を作成する場合、得られる図に関して正しい記述はどれか。
①粘度が小さいほど、傾きの小さな直線になる
②原点を通る直線になる
③傾きは粘度を表す
正解は②でした!
【解説】
①誤。直線の傾きは1/η(流動率)であり、粘度が小さいほど傾きは大きくなる。
②正。ニュートン流体は原点を通る直線となる。
③誤。①の解説を参照。
問5 懸濁性注射剤にせん断応力を与えて静置した時、粘度が徐々に回復す流現象をなんというか。
①ダイラタンシー
②ニュートン流動
③チキソトロピー
正解は③でした!
【解説】
準粘性流体や擬塑性流体に対して、せん断応力を徐々に大きくしたのち、次第に小さくして等温で放置すると、粘度が徐々に回復する現象をいう。
問6 沈降法によって粒子径を求める方法はどれか。
①コゼニーカーマン法
②ストークス式
③ラングミュア式
正解は②でした!
【解説】
①誤。コゼニーカーマン法は、空気透過法によって粒子径を求める。
②正。ストークス式は、沈降法により粒子径を求める。
③誤。ラングミュア式は、ガス吸着法によって単分子層の吸着量を求める。
問7 高分子およびその溶液に関する記述のうち、正しいものはどれか。
①マクロゴールは分子量に関わらず水に溶け易い
②毛細管粘度計は非ニュートン流体に適する
③線状高分子は良溶媒中ではコイル状となる
正解は①でした!
【解説】
①正。マクロゴールは分子量に関わらず、水に溶け易い。
②誤。毛細管粘度計はニュートン流体に適している。
③誤。線状高分子は良溶媒中では分子鎖が伸びた状態となる。
問8 アレニウスの式では薬物の分解反応におけるどのような因子の影響を表すか。
①温度
②湿度
③光
正解は②でした!
【解説】
アレニウス式は で表され、薬物の分解反応における温度の影響を示すことができる。
反応速度定数の対数を絶対温度の逆数に対してプロットすると直線が得られ、このプロットからは医薬品の異なる温度下における安定性の予測をつけることができる。
問9 薬物の分解反応に関する記述のうち、正しいものはどれか。
①分解速度は湿度に比例する
②水素イオンが触媒する反応は特殊塩基触媒反応ともいう
③活性化エネルギーが大きいほど、分解速度の変化は大きくなる
正解は③でした!
【解説】
①誤。分解速度は温度に比例する。
②誤。水素イオンが触媒する反応を、特殊酸触媒反応。水酸化物イオンが触媒する反応を特殊塩基触媒反応という。
③正。記述の通り。
問10 真密度1.5g/cm3の粉体を700mLの容器にすり切り充填したところ、粉体層の空隙率は30%であった。この容器をタッピングしたところ、粉体の空隙率は22%となった。タッピング後の粉体のかさ密度(g/cm3)として最も近いものはどれか。
①0.5
②0.7
③1.0
正解は②でした!
【解説】
かさ密度=みかけ密度なので、空隙率の式に問題文の値を代入する。
ε=1ーみかけ密度/真の密度より
0.22=1-みかけ密度/1.5
みかけ密度=1-(0.22×1.5)
みかけ密度=0.67g/cm3
したがって、最も近い値は②の0.7となる
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