★成績優秀者限定の就活|薬学生プレミア
問1 典型七公害のうち環境基準の定められていないものはどれか。
①大気汚染
②騒音
③悪臭
正解は③でした!
【解説】
典型七公害とは大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭のことを指す。
このうち大気汚染、水質汚濁、土壌汚染及び騒音に対し環境基準が定められている。
問2 水俣病の原因物質はどれか。
①有機水銀
②カドミウム
③無機水銀
正解は①でした!
【解説】
水俣病では化学工場から排泄された有機水銀が魚介類に蓄積し、これを摂取したことにより求心性視野狭窄、運動失調などの中枢神経障害を発症した。
問3 第二水俣病の原因物質はどれか。
①無機水銀
②有機水銀
③鉛
正解は②でした!
【解説】
1965年、新潟県の阿賀野川流域において発生した。
熊本で起きた水俣病と同じく、化学工場から排出された有機水銀が魚介類に蓄積し、その魚介類を摂取したことにより中枢神経障害を発症した。
問4 カドミウムを原因物質とし、富山県神通川流域で発症した公害はどれか。
①四日市ぜんそく
②イタイイタイ病
③水俣病
正解は②でした!
【解説】
1955年神通川上流の亜鉛精錬所からカドミウムを含んだ鉱山廃水が川に排出され、下流域で井戸水や河川水を使って栽培された汚染米を摂取したヒトに発症した。
カドミウムが腎の近位尿細管の再吸収を阻害することで骨軟化症をおこし、骨がもろくなることで容易に折れるようになった。
痛みを訴える患者の様子からこの公害名が名付けられたとされる。
問5 四日市ぜんそくの原因物質はどれか。
①窒素酸化物
②硫黄酸化物
③一酸化炭素
正解は②でした!
【解説】
石油化学コンビナートの排煙により大気中の硫黄酸化物濃度が高まり、気管支などの呼吸器系粘膜が慢性的に強い刺激を受け、喘息様症状が発症した。
三重県四日市市で発生したことから名付けられた。
問6 大気汚染に係る環境基準において二酸化硫黄の測定法はどれか。
①溶液伝導率法
②ザルツマン法
③中性ヨウ化カリウム法
正解は①でした!
【解説】
溶液伝導率法以外にもトリエタノールアミン・パラロザニリン法の他紫外線蛍光法などがある。
ザルツマン法は二酸化窒素、中性ヨウ化カリウム法は光化学オキシダントの測定法である。
問7 大気汚染に係る環境基準において一酸化炭素の測定法はどれか。
①溶液伝導率法
②赤外線吸収法
③重量法
正解は②でした!
【解説】
溶液伝導率法は二酸化硫黄の測定法であり、重量法は浮遊粒子状物質の測定法である。
問8 大気汚染に係る環境基準に関する記述のうち誤っているものはどれか。
①二酸化炭素、アンモニアなどには大気汚染に係る環境基準が設定されている。
②硫黄酸化物の許容排出量は地域ごとに定められたK値と呼ばれる定数によって規制される。
③悪臭防止法では特定の物質について事業所の敷地境界線における規制基準を定めている。
正解は①でした!
【解説】
①誤。二酸化炭素やアンモニアはヒトに対して害がない、あるいは大気中から容易に除去されるため環境基準が設定されていない。
②正。
③正。規制には人間の嗅覚に基づいた臭気指数を用いることがある。
問9 大気汚染に係る環境基準の項目として、設定されていないのはどれか。
①一酸化炭素
②二酸化炭素
③二酸化硫黄
正解は②でした!
【解説】
二酸化炭素は地球温暖化に大きく寄与しているが、通常でも大気中に存在しており、多少増加しても人体への影響は増大することはないため環境基準は設定されていない。
問10 大気汚染防止法で特定粉じんに指定されている物質はどれか。
①ばいじん
②鉛ヒューム
③石綿
正解は③でした!
【解説】
粉じんは、物を破砕したときにでるセメント粉などをいう。大気汚染防止法で特定粉じんに指定されているものは石綿(アスベスト)のみである。
特定粉じんは特に人の健康に被害を生じるおそれのあるものとして、一般粉じん(セメント粉、石炭粉、鉄粉など)とは区別される。
問11 大気中の濃度について環境基準が定められている物質はどれか。
①トルエン
②ダイオキシン類
③ジクロロプロパン
正解は②でした!
【解説】
ダイオキシン類はダイオキシン類対策特別措置法に基づき、大気の汚染、水質の汚濁及び土壌の汚染に係る環境基準が定められている。
トルエンには室内濃度指針値が定められているが大気汚染に係る環境基準は定められていない。
ジクロロメタンには有害大気汚染物質に係る環境基準が定められているが、ジクロロプロパンについては定められていない。
問12 自動車交通量の多い特定地域における自動車からの排出量が総量削減の対象となっている大気汚染物質として正しいものはどれか。
①一酸化炭素
②粒子状物質
③硫黄酸化物
正解は②でした!
【解説】
自動車NOx・PM法では特定の地域において「車種規制」を行い、窒素酸化物や粒子状物質の排出の少ない車を使うことで、環境基準を達成することを目的としている。
問13 騒音を測定するときの単位はどれか。
①カンデラ
②デシベル
③ルクス
正解は②でした!
【解説】
騒音とは好ましくない音や不快な音あるいは健康上有害な多種多様な音など、ヒトの生活活動に不必要な一切の音をいう。
測定は指示騒音計や簡易騒音計を用いて測定しその単位はデシベル(dB)である。
カンデラやルクスは光の明るさの単位である。
問14 騒音に関する記述のうち正しいものはどれか。
①人間が聴覚で感じる音の大きさは、同じ音圧レベルの音でも周波数が変われば変化する。
②騒音に係る環境基準は騒音規制法により定められている。
③新幹線鉄道騒音に加え、在来鉄道騒音に係る環境基準が定められている。
正解は①でした!
【解説】
①正。人間の聴覚の感度は周波数に依存し、同じ音圧レベルの音でも周波数が低くなると小さく感じる。
②誤。騒音に係る環境基準は環境基本法により定められている。
③誤。騒音に係る環境基準には、地域の類型や時間区分ごとに「新幹線騒音」、「航空機騒音」、「道路に面する地域」、「道路に面する地域以外の地域」に係る環境基準が定められている。
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